配当株投資では、配当利回りが重要な意味を持ちます。配当利回りが高ければ高いほど、もらえる配当金が増えるわけですからね。
では、高い配当利回りを得るためにはどうすれば良いでしょうか? それには
① 株価が下がったところで配当株を購入する
② 連続して増配する配当株を購入して長期保有する
以上の2つの方法があります。
思えば、リーマン・ショックから半年ぐらいの間は、
①と②が完璧に揃った絶好の買い場
だったのですが、当時は配当株投資のコンセプトの欠片も頭になかったので、
チャンスを逃してしまいました・・・
とはいえ、2012年末には配当株投資に目覚めて、リーマン・ショック後の株価が割安な状態の最後の頃に、そこそこの金額を配当株に投入できましたので、まあ良しとすべきなのでしょうが。
YOCとは?
ところで、皆さんはYOCという言葉をご存じでしょうか?
ご存じない方のために説明すると、YOCは
Yield On Cost
の頭文字を集めた略号で、株式の購入単価に対しての配当利回りを意味します。
分かりやすく説明すると、例えば3%の配当を行う株を、1株当たり10万円で購入したとします。この時の1株あたりの配当額は3,000円ですね。そして、この株が4,000円に増配されたら、購入単価あたり配当利回りは4%となりますね? この時に、
YOCは4%である
といったように表現するわけです。
さて、米国株には何年も連続して増配する銘柄が多くあり、そうした銘柄を株価が下落したタイミングで購入できると、上記の①と②の合わせ技でかなりのYOCが将来に渡って期待できます。その実例を、私の持ち株でご紹介しましょう。なお、今回は
YOCが5%超!
の銘柄に絞って取り上げています。
YOCが5%超の持ち株クン達
こんな感じです。
銘柄 | YOC | 株数 | 購入時期 |
BP | 5.75% | 200 | 2012年12月 |
100 | 2013年4月 | ||
BTI | 5.31% | 20 | 2018年5月 |
25 | 2018年6月 | ||
JNJ | 6.00% | 50 | 2010年7月 |
50 | 2011年2月 | ||
MSFT | 5.92% | 100 | 2013年2月 |
SO | 5.24% | 25 | 2015年10月 |
T | 5.83% | 100 | 2013年2月 |
100 | 2014年6月 | ||
100 | 2015年8月 | ||
100 | 2018年7月 | ||
VZ | 5.03% | 100 | 2014年10月 |
50 | 2014年12月 | ||
50 | 2015年9月 | ||
50 | 2018年3月 |
このように、私の保有株7銘柄でYOCが5%超となっています。現時点で米国の個別株を50銘柄保有しているので、そのうちの14%でYOCが5%を超えていることになります。
BTI以外は何年にも渡って保有を続けおり、程度の差こそはあれその間に連続して増配されているので、今現在の配当利回りよりもかなり高いYOCを示している銘柄もあります。また、2015年頃までは、米国株が今よりも割安な状態であったために、その頃までに購入できた銘柄はそもそもYOCが高めであったため、その後のYOCの伸びも大きくなったという背景もあります。
そして、見ていただけると分かるように、私の持ち株のうちでトップは、
JNJ
であり、6%ものYOCを叩き出しています。品質問題で株価が低迷していた2010年と2011年に購入できたことと、その後の増配のおかげで、チョー満足な配当利回りとなっています。
JNJの投資成績については、2018年3月20日付けの記事『JNJの8年間とこれから』にも記載しておきましたので、よろしければそちらもご覧ください。
『まとめ』らしきもの
米国大型優良株を保有して、そのYOCが5%を超えているというのは、気持ちが良いものです。しかも、ここで取り上げた銘柄はいずれも連続増配株であり、今後のさらなるYOC向上も期待できます。
これからもずっと保有し続けて、持ち株クン達の
YOCが10%超!
となる日を待ちたいと考えています。
今の調子を見ていると、一番乗りはMSFTになりそうな気がしています・・・
でわ。
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