会社でチクチクと言われて思うこと

さて、私は子会社に出向中の身分なのですが、先日『ちょっとした事』がありました。今日は、その事をお話ししたいと思います。

 

何があったのか?

 

子会社には、親会社からのプロジェクトも幾つか移されてきているのですが、そのうちの一つについては『お前がやれ』と言われて、私がプロジェクトメンバーとして参画しています。

で、そのプロジェクトでとある物品を購入する必要が生じたのですが、金額が大きいために子会社の本社稟議案件に相当すると判断されました。そして、『問わず語りさん、ちょうどいい機会だから、本社の皆さんの顔を覚えるついでに稟議の判子を貰ってきてみませんか?』といわれて

へい!

と勇んで本社に乗り込んだのでしたが・・・。

 

最初の二人は実に穏やかな方で、『これはこれは問わず語りさん、初めまして。暑い中、わざわざ本社まで来てもらって悪いですね。』(←私の勤務地と本社は電車で1時間位の距離です)といった感じで、楽しくお話しした上で判子もいただけたのですが・・・三人目のS常務(以下S氏)がいけなかった・・。

 

問わず語り『お忙しところ恐縮ですが、稟議の判子を頂きに参りました。』

S氏『(じろっとこちらを見て)こっちに来い。』

とS氏のデスクそばの机に座らされました。

 

初対面の人に挨拶もせず、挨拶もさせずに感じ悪い・・・

 

と思ったのですが、ともかく私のほうから口火を切って

問わず語り『今回の稟議案件についてご説明したいと思いますが・・・』

S氏『ちょっと待て。』

問わす語り『はい?』

S氏『このプロジェクトの全体像が分からん。そして、お前が持ってきた案件はこのプロジェクトの全体計画の中のどれなのか分からん。分からん以上は判子は押せん。』

と、S氏が言い出すではありませんか。実は、私が稟議の判子を貰いに行く数日前にも、別の担当者が同じプロジェクトの費用についての稟議を通しているのに(=S氏の判子を貰っている)、知らないとは言われてもねえ・・・。(そして、その稟議書は私が作ったものでした・・・という裏話付き。)

 

で、具体的に説明を行ったところ、

S氏『そんな話はどうでもいい。具体的にプロジェクト全体でどれだけの金がかかって、そのうちお前が持ってきた案件はどれだけの割合なのか?』

と聞いてくるではありませんか? その点については、私もプロジェクトに参画して日が浅く、全体費用の説明などは受けていなかったので眼を白黒させていると、

S氏『さっき判子を貰ってきた奴のところに行けば資料があるはずだから、それを持って説明に来い!』

と言われて、『あれれ?』と思いつつ退散しました。

 

だって、資料の在り処を知っているんだから、プロジェクトの事も良くご存じなんじゃないですか?

 

と心でつぶやきつつ、既に判子を貰った方のところに行って状況を説明すると

Aさん『あれ、説明しているはずですけどね・・・(書類を調べて)、ああ、親会社から来た案件ですね。親会社からの案件については、社内上層部のチェックを経ずに動かしている場合があって(←これってどうなのよ?)、この案件についても部分部分を説明しているんですが、全体像については説明していませんでしたね。じゃあ、私も一緒に行って説明しましょう。』

と、これまた穏やかに申し出ていただいたので、ノコノコとついていったのですが・・・

S氏『大体、親会社の案件について説明もなく進められても困るんだよ。ちゃんとしろよ。』

と、一喝されてしまいました。

 

いやいや、自分が稟議の判子を押すプロジェクトを『説明もなく進められても困る』というのは自身のマネジメントに問題ありということでしょう、Sさん? しかもあなた数日前に同じプロジェクトの稟議の判子を押したんでしょ? それに、私は事前にメールで稟議伺いのお知らせをしているんですから、そのメール返信で『全体状況を説明すべし』と言ってくれれば準備してきたのに・・・

 

・・・と心の中でつぶやきつつも、それは言葉にできないので、神妙な顔でご高説を拝聴していたところ、

S氏『俺が判子を押さずに仕事が滞っておまえのせいにされるのは困るだろうから、判子は押してやる』

と言って判子を押してくれました。

 

嫌味な言い方でしたね・・・

 

かくてS氏は、初対面の人に挨拶もせず、挨拶もさせず、自分の事は棚に上げて(←まあ、私も詰めが甘かったと、言われればそれまでなのですが・・・)、言いたいことを言ってました。なんだろうなぁ・・・

私が、親会社から来た人間だったことも気に障ったのかな?

 

ちなみに、最後に専務のところに赴いたのですが、『おお、よく来たね!』とニコニコしながら判子を押して下さいました。

とても良い方でファンになってしまいました・・・

 

 

さて話を戻して、昔の私だったら

S氏は無礼な人だな!

と怒っていたでしょうが、今回は特に腹も立ちませんでした。

 

何故ですかって? それは、私が

小金持ちだからですよ!

 

2018年7月19日付けの記事私の資産はこんな感じ』で述べたように、私には仮に会社を辞めたとしても10年やそこらはびくともせずに暮らしていける資産があります。大金持ちにはまだ遠いとはいえ、十分な小金を手にしてからは、会社で『なんだかなぁ・・・』と思われるようなことがあっても、

『仮に今すぐ会社を辞めても、オイラは困らないんだせ』と思えるようになった

そのことが精神的余裕を生み、少々のことは気にならなくなりました。で、S氏にあーだこーだ言われても、

まあ、どこでもこんな人はいるよな・・・

と、軽くスルーできたわけです。

 

私程度の小金持ちでもそうなのですから、お金持ちの方は、もっと余裕をもって受け流すことが出来るんでしょうね。きっと。

 

『まとめ』らしきもの

 

金持ち喧嘩せず

とは良く言いますが、これは真実なんでしょうね。私は、まだお金持ちには到達していませんが、早くお金持ちになって『金持ち喧嘩せず』と嘯いてみたいですね。まあ、もともと好戦的な性格ではないので、好んで喧嘩することもないと思いますが。

 

最後に、ブログネタを提供してくれたんですから、S氏にはお礼の一つも言っていいかもしれませんね・・・それぐらいな心持ちでいられます。

 

もちろん言わないけどね。

 

でわ。

4 Comments

アバター Tappy

私も10年ぐらい生きていける資産を築きましたが、先日得意先の人からかなり高圧的に接しられてイライラ、ウジウジしてます。資産がなかったころとそんなに変わらない(笑)性格ですね。富豪になればかわれるかな?

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問わず語り 問わず語り

Tappyさん

そうですか。であれば、早く富豪になってリタイアするしかないですね(笑)。

それだけの資産をお持ちならば、次の下落相場で上手く立ち回れたら、富豪になれる確率は高いと思います。

投資のご成功をお祈りしております。

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アバター クロスパール

会社組織ではありがちなお話ですね。
私も幾度もそういうことがありましたが問わず語りさんと同じ心境になっていたことを思い出しました。
それからは会社ってお金をもらうツールのひとつなんだと感じて淡々と仕事をするようになっていました。

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問わず語り 問わず語り

クロスパールさん

その通りですね。

早くリタイアして、こんな楽しくない事から解放されたいものです。

(ご主人様の胸三寸というところが・・・)

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