昨年10月にニューヨークダウが最高値をつけて
つかの間の陶酔
に包まれた米国株投資家さんの中には、直近の株価下落にやられて
オーマイガー!
と叫んでいる方も多いと思います。
リーマン・ショック後は基本右肩上がりの相場が10年続いていますので、リーマン・ショック後に株式投資を始めた方は本格的な下落相場を初めて経験することになるでしょう。
では、下落相場ではどんなことが起こるのか? 株歴だけは長いオサーン米国株投資家の見解を述べたいと思います。
下落相場は、三段下がりで投資家がヘロヘロになったところにとどめを刺しに来る
下落相場では、株価は何回か底を打ったと見せかけて、最後に
ズドン!
と下げて投資家達を昇天させるという実に鬼畜な動きをし、まさに、
ラスボスにやられてしまう!
といった状況になります。
では、見せかけの底を何回位経てからラスボスが登場するのでしょうか? 過去の例で考えてみましょう。
まずはITバブル崩壊後のニューヨークダウの推移です。
見ていただくと分かるように、高値圏でしばらくもみ合った後に、緑矢印・黄矢印・赤矢印と底を付けながら値を切り下げていって、最後に黒矢印で大底となっています。
次にリーマン・ショック後のニューヨークダウを見てみましょうか?
こちらの場合も、高値圏もみ合いの後に、緑矢印・黄矢印・赤矢印と下げていって黒矢印でズドン!と大底を打っています。
チャートの見方には、個人のバイアスがかかることには留意していただきたいのですが、個人的には下げ相場では
3回位見せかけの底を付けた後に大底が来る!
と考えています。
今回の下落相場の現在位置は?
では、今回の下げ相場はどの段階にあるのでしょうか?
最近のニューヨークダウのチャートを見て勝手な意見を述べますと
ようやく最初の底を付けたところで、これから見かけの底を2回位は打ってきて、その後大底を打ってくるものと思われます。
『まとめ』らしきもの
あくまでも私個人の意見ですが、下落相場はまだ始まったばかりで、これから底と見せかけて更に下落を続けて投資家を狩りに来る相場が来るはずです。
とはいえ、インデックス投資家であれば問答無用で粛々と買っていくべきでしょう(そうでなければインデックス投資とは言えません)
また配当株投資家であれば、配当利回りから旨味のある銘柄も増えていますので、余力と相談しながら少しづつ買っていっても良いフェーズには入っていると思います。円高も進んでいますので、外国株への投資タイミングとして悪くはないのではないでしょうか?
ただ、本格的に買いを進めるのは、ニューヨークダウ20000ドル割れを待った方が良いかなと個人的には考えています。この予想が当たるかどうかはわかりませんので、私としては余力を残しつつそろりそろりと株を買っていく予定です。
でわ。
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