FIREした先輩・・・羨ましすぎる!

先日、大学の恩師のお誕生会に行ってきました。

 

毎年、恩師のお誕生日の少し前に門下生が集まって旧交を温める会なのですが、もう30年近く続いています。

 

今回も結構な数の参加者がいて盛況だったのですが、その中で久しぶりにとある先輩にお会いしました。

私が卒論生として研究室に配属されたときに大変お世話になった先輩で、研究者としてもすごかったのですが、もっとすごかったのは

お酒

でして、毎日のようにお酒を飲みまくっていました。

先輩は、お酒を飲んだ日はカレンダーに〇を付けて、年末になるとカレンダーをぱらぱらとめくって

ほら、問わず語り、見てみい。今年は360日飲んだぞ!

などと1年を振り返るのですが・・・そのうちの3分の1は私も付き合わされていました。

 

さて、久しぶりに会った先輩に

『先輩、相変わらずお酒を飲んでいるんですか?』

と尋ねたところ

『おう、平成に入ってから休肝日は10日もあらへんな』

と相変わらずな様子でした。

 

『そんなに飲んで肝機能大丈夫ですか?』

と尋ねたら

『γGTPが数百を超えとる』

『あちゃー・・・でも、先輩の学生時代のγGTP値もそんなもんでしたね』

(↑『ほら、問わず語り、俺の健康診断の結果見てみい』と学生時代に健診結果を見せてもらったことがありましたが、肝機能値はまあ凄いものでした・・・)

『おう、γGTPが数百超えた位では何ともない』

と、相変わらずの豪傑っぷりを発揮していました。

 

さて、2年前に頂いた年賀状で、先輩は早期退職をしたと知っていたので

『早期退職されたんですよね? その後はどうしているんですか?』

『悠々自適や。自分で料理して、本を読んで、酒を飲んでぶらぶらしとる』

『(あれ? 55歳退職なのに・・・)再就職せずに?』

『おう、金には全く困っとらん』

 

お金に困っていないってことは・・・と思って

『ひょっとして、株式投資か何かを?』

と尋ねたら

『おう、そうや、株を30年間やりつづけてな、今では使い切れんほど金が入ってきよる』

『おお、それは羨ましいですね。実は、私も株式投資していましてね』

『そうか、儲かっとるか?』

『はい、昨年の年間配当は140万円を超えました』

 

『そうか、俺の3分1やな』

 

・・・ってことは先輩の年間配当400万円超えですよ!

 

『凄いですね!』

『おう、複利効果で等比級数的に資産が膨れ上がってな、今はだいたい2億7000万円ぐらいになっとる。それで配当もバンバン入ってきよる』

『それだけあれば、働く必要なんかありませんよね』

『そやから好き勝手に過ごしとる』

『いいなぁ・・・』

『問わず語り、自由はええぞ』

『そうでしょうね』

 

『そうや、自由は何事にも換えがたい』

 

先輩は名だたる大企業に勤めていましたが、とはいえ業種から推察すると超高額の給料を貰っていたとも思えません。

それなのに家族・家持ちで3億円近くの株式資産を築いたのですから、素晴らしいと思いました。

そして、

自由は何事にも換えがたい

と言った時の先輩の表情には、実感がこもっていました。

 

『先輩、自由になったんですから長生きしないといけませんね』

『あほ、俺はそんなことは考えとらん』

『そうですか?』

『そうや、人間なんかいつ死ぬか分からんやろう?』

『そうですね』

 

『そやから、俺はいつ死んでもええように好きな事をやりまくっておる。先の事は知らん。人間生きとってなんぼやからな。』

 

・・・ほんとそうですよね。

 

早くリタイアして自由を手に入れたいと強く思いました。

 

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