株式投資家の最大の敵は『焦り』

さて、2019年2月5日付けの記事『【サンバイオ大暴落!】この業界の事を知らないのに小型製薬株に手を出しちゃいけませんぜ!』

小型製薬株にはリスクが満載!

であることを、ちらりと記載しました。そして、リスク満載であるから素人は手を出さないほうが良いとも。

 

ですが・・・今回サンバイオで失敗した投資家さん達が勉強不足であったとは思っていません。

実際、サンバイオに投資していたブロガーさんのサイトをいくつか覗いて記事を読んでみたのですが、皆さん良く勉強されていました。

ただ、悲しいかな、業界の方ではないので真に大切なことが分かっていらっしゃらなかったんですよね。

それなのに、自分が理解できていると信じてしまったがために、大きな勝負に出て失敗されたんですね。

 

投資家がコントロールできない『焦り』という不治の病

 

サンバイオだけではなく、大きな勝負に出て失敗される投資家に共通しているのは

焦り!

があったことだと思います。

 

それは理解できます。

ブログやツイッターを見ていると、株式投資で年率30%位の成績を挙げている方は普通にいますし、中には倍々ゲームで資産を増やしている方もいます。

そんなのを見ると、周りがどんどん先に進んで儲けているのに、自分だけ取り残されたような気分になってしまうのも当然ですよね。

 

でも、そんなリターンはいつまでも続くものではありません。

2019年1月18日付けの記事『バフェット老師の個人資産推移を調べてみたらヤバかった! でも、ここでも投資の原則が・・・』で述べたように、バフェット老師の平均リターンは24.8%です。

世界最高の投資家のリターンがこの程度であるのに、一般の投資家が何十%のリターンを安定的に叩き出せるわけがありません。

 

でも、あるいはそういった事を知っていたがために、サンバイオに目を付けて

この株だったら大丈夫だ、ここで勝負して大きく増やしたい!

と考えてしまったのかもしれません。

 

株式市場では、夢破れて多くの投資家が退場していますが、そのほとんどが

焦りによる自滅

ではないのでしょうか?

 

『まとめ』らしきもの

 

株式投資の平均リターンは、実質6~7%程度という厳然たる結果がある以上、その位の収益で良しとしてゆっくりと時間をかけてお金持ちを目指すのが現実的です。

早くお金持ちになりたいと焦るから無理な投資をして自滅してしまう、今回のサンバイオのケースはまさにそうです。

時間さえかければ株式資産はゆっくり増えていきますから、焦る必要は全くありません。

じっくりと時間をかけて株式資産を増やしていきましょう。

 

でわ。

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