株式投資でキャピタルゲインを狙うということは『レッド・オーシャン』で戦うということですよ!

皆さんは

レッド・オーシャンブルー・オーシャン

という言葉をご存知でしょうね?

 

ご存知ない方のために説明しますと、これらの言葉は、W.チャン.キム先生の著書『ブルー・オーシャン戦略』で述べられているビジネスにおける重要な概念を表すものです。

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この本で、レッド・オーシャンとは

血で血を洗う競合の非常に激しいビジネス領域

であり、一方でブルー・オーシャンとは

競合がない未開拓のビジネス領域

と定義されています。非常に分かりやすい説明ですよね。

そして、もし事業を展開するのであれば、レッド・オーシャンとブルー・オーシャンのどちらが良いかは・・・言うまでもありませんね?

 

さて、ここは株式投資ブログです。そこで、株式投資におけるレッド・オーシャンとブルー・オーシャンのうち、今回は特にレッド・オーシャンについて考えてみましょうか?

キャピタルゲインを狙う投資は『レッド・オーシャン』にならざるを得ない

 

大多数の株式投資家は、

短期間で大きな利益!

を得ることを目的に、市場に参入します。

その目的を果たすためには、大きく分けて3つの方法があります。デイトレードを含む短期トレード、モメンタム投資、グロース株投資がそれです。

 

株価は、短期的には安くなったり高くなったりと大きく変動します。そして、株を安くなった時に買って高くなった時に売れば儲かりますので、変動する株価を予測して短期の売買で利益を上げようというのが短期トレードです。

モメンタム投資は、『株価は勢いがついたら上がり続ける傾向がある』という性質を利用して、高値を付けた株を積極的に買っていき、更に値上がりしたところで売って利益を得るという手法です。

グロース株投資は、事業が著しく成長している企業に目を付けて株式を購入し、事業成長に合わせて株価が上昇したところで売り払って収益を上げようという手法です。

 

さて、以上の3手法は当たれば大きな利益を得ることができます。ですから、多くの投資家が我も我もと参入します。その結果、競争が激しく『レッド・オーシャン』と呼ぶべき状況となります。

ところで、株式市場では、株式の流動性は高く銘柄についての情報も速やかに伝達されるために、おおむね株価は適正値となります。つまり、株式市場は効率的と言えます。

そうした効率的な市場の『レッド・オーシャンであるセグメント』で競争した場合、投資家は少数の勝者と大多数の敗者とに分かれます。

実際、正確な数はわかりませんが色々な調査やアンケートの結果では、上記3手法で成功した投資家の数と敗れ去った投資家の数を比較すると、後者のほうがずっと多いことが示唆されています。

 

『まとめ』らしきもの

 

勝者となれれば良いでしょうが、確率的には敗者となる可能性が高い領域、つまり

レッド・オーシャン

で競争する限りは、多くの投資家が利益を得られないのはある意味当然と言えます。

こうした背景を理解せずに、短期間のキャピタルゲイン狙いで株式投資に挑んで敗れ去る投資家が多いのは残念なことです。

 

正しく理解して『レッド・オーシャン』以外で株式投資を行えば、長期的にはかなりの利益を得られるというのに・・・

 

でわ。

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