さて、ウォーレン・バフェット老師といえば、株式投資家の間では知らぬ者の無いお方ですね。
長年に渡って信じられないレベルのリターンを叩き出している、株式投資界隈の
レジェンド!
です。
・・・で、先日、ふと思い立ってバフェット老師の資産を調べてみたのですが・・・
まあ、すんごかった・・・
今回は、このネタをお届けします。
ウォーレン・バフェット老師の個人資産の推移
まずは、バフェット老師の個人資産の推移をまとめた表を見ていただきましょう。
年齢 | 資産額 | 増加率 |
26歳 | 14万ドル | – |
30歳 | 100万ドル | 714% |
39歳 | 2500万ドル | 2500% |
43歳 | 3400万ドル | 136% |
44歳 | 1900万ドル | 56% |
47歳 | 6700万ドル | 353% |
51歳 | 3億7600万ドル | 561% |
52歳 | 6億2000万ドル | 165% |
59歳 | 38億ドル | 613% |
66歳 | 165億ドル | 434% |
72歳 | 357億ドル | 216% |
85歳 | 670億ドル | 188% |
すごいパフォーマンスですね・・・
ウォーレン・バフェット老師の個人資産推移を分析した結果見えてきたこと
さて、それでは少し見方を変えて、バフェット老師の個人資産の年率リターンを確認してみましょう。
バフェット老師の26歳から85歳に渡るほぼ60年間の年率リターンは、
24.8%!
であり、これは実に凄い値です。
ところがもっと凄いことに、26歳から51歳までの年率リターンを計算したところ
ぬぁんと37.1%!
というトンデモない数字になりました。一方で、51歳から85歳までの年率リターンは
16.5%
であり、先ほどの51歳まで年率リターンよりは大きく見劣りします。
株式投資を行う場合、ポートフォリオの規模が小さい時期には大きく資産価値を高めることが可能です。ポートフォリオが小さい場合は小型株主体での運用が可能であり、時に小型株が見せる爆発的な成長を取り込めるからです。
しかし、ポートフォリオが大きくなるにつれて小型株での運用は難しくなり、大型株主体に移行せざるを得なくなります。大型株はすでに爆発的な成長時期を過ぎていてゆるやかにしか成長しない場合が多いので、どうしてもポートフォリオの成長率も低下します。
したがって、バフェット老師の51歳から85歳までの年率リターンがそれ以前より大きく劣っているのはやむを得ないことです。
しかしながら、バフェット老師の資産推移をグラフで表してみると、別の面が見えてきます。
50歳以降の資産の伸びが半端ねえ・・・
これこそが、複利効果ですね。
50歳以降の資産額の増加と比べたら、年率37.1%を叩き出していた26歳から51歳までの資産増加なんて
ゴミ!
みたいなものであることが良く分かります。
さらに細かくデータを見てみると、59歳から85歳にかけてのバフェット老師の資産実額の増加は凄いですが、年率リターンを見てみると
11.7%・・・
これだったら、S&P500に投資するのと変わらないレベルですね。
この程度のリターンでも資産額が大きく伸びているのは、59歳時点でのポートフォリオが
38億ドル!
という桁違いの額であったためで、そこからは平凡なリターンであっても資産の実額の伸びが大きかったからです。
『まとめ』らしきもの
以上、バフェット老師の個人資産の推移を検証することで、
・株式投資は、複利効果のために長期間にわたる運用で資産を最大化できる!
・株式投資では投入資金が大きいほど資産を大きく伸ばせる!
ということが分かりますが、これは良く知られている
株式投資の原則!
ですね。
そして、バフェット老師の個人資産推移は、『原則はいつの時代も生きている』という証左のような例ですね。
それにしても、26歳から51歳までの年平均のリターンが37.1%だなんて・・・さすが
オマハの賢人!
ですね、バフェット老師は。いや、恐れ入りました。
でわ。
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