さて、先日読者の方から以下のコメントを頂きました。
お金をつかわないって、いいことなのかな?
そんな人ばかりだから、日本の経済がやばいのでは?
コメントありがとうございました。折角コメントをいただいたので、私の意見を申し上げたいと思います。
私にとってお金が持つ意味は?
お金とは、見ることも触ることもできないのに、それが人々の考え方や行動を規定する不思議な存在です。
『いや、お金は見ることも触ることもできるよ、例えば諭吉先生がそうじゃない?』という意見があるかと思いますが、あれはお金を便宜的にモノとして体現しているだけで、実際にはお金というものは体感できるものではありません。
(クレジットカードを使うときにお金は見えますか? 見えないでしょう? これは、お金がモノではなく概念であることの証左です。)
さて、話を戻して・・・
私がお金を貯めまくっているのは
お金はいざというときに使えるチョー強力な武器
であるからです。
お金が為しうること
アリとキリギリスの話は皆さん良くご存知でしょうが、あの寓話の意味は
いざという時のために準備しておきなさいよ
ということです。
例えば、2018年11月9日付けの記事『日本で絶対やってはいけない投資とは?』で福島事故についての個人的な体験談を述べていますが、あの時あの事故が悪いほうに転んで、私と家族が家と土地を失うようなことになっていたかもしれません。
でも、仮にそんな悲劇が起こっていたとしても、全く別の土地で生活を1から立て直すだけの資産を当時から保有していました。ですから、あの時『仮に家と土地を失ってもなんとかなるだけの財産はあるから、心配しなくていいよ』と言ってご主人様を安心させることができたのです。
人生では大小さまざまなトラブルに遭遇しますし、時にそれは生死に関わることもあります。そうした危機を回避するために、お金は非常に強力な道具となり得ます。
また、2018年11月17日付けの記事『早期退職募集キターーーー!:『備えあれば憂いなし』やね!』でも述べているように、お金が準備してあればリストラだってへっちゃらです。
リストラを恐れるのは会社に依存しなければ生きていけないからですが、お金があれば会社に頼らずとも生きていけます。それは隷属からの解放と自由の確保を意味します。
以上のように、お金は自分と家族を守る強力な武器であるとともに自分の自由を確保するために必要な道具と考えており、したがってお金はいざという時に備えて無駄に使わないのが正解と私は考えています。
日本経済不振の理由は?
さて、以上で個人語りをしてきましたが、頂いたコメントの意図は
『お金を使わないから日本経済がダメなのであって、もっとお金を使うようになればお金の循環で経済が良くなるんじゃないの?』
と思われますが、このコメントに対して答えるためには色々なポイントを踏まえて幅広く考察する必要があるでしょう。
私にはその力量はありませんが、それを承知で申すならば
産業構造の変革に失敗して現状維持にとどまっていて、お金を回したくても回すところがない
のが日本経済の問題点だと思っています。
少し視点を変えると、例えば日銀が金融緩和については、資産にお金が回って資産価値が高まって我々のような投資家がウハウハな状況になる一方で、産業への正のインパクトは限定的にとどまっていて日本経済全体に波及していかないことが問題と理解しています。
『まとめ』らしきもの
頂いたコメントの意図とは違う回答になっているかもしれませんが・・・
ま、お金はいざというときのために使うときのために貯めておくものです。逆の見方をすると
使うことを前提
にしています。つまり、今使うかいつか使うかの違いしかないということでしょうね。
(うーん、上手くまとまりませんが・・・)
でわ。
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