さて、私は投資家の端くれとして株式に投資していますが、投資対象は別に株式だけに限らず色々あります。
思いつくだけでも・・・
・証券投資(株式・債権)
・為替投資
・不動産投資
・太陽光発電
・商品投資
等ありますが、他にもあるかもしれません。
でも、これだけは言っておきたいのですが、日本で絶対やってはいけない投資があります。
日本でやってはいけない投資
それは
不動産投資
です。
なぜ不動産投資をすべきでないのか? 以下のキーワードで、十二分に理解していただけると思います。
地震、雷、火事、人口減少
これだけのリスクを背負ってまで、不動産投資をやる必然性があるのでしょうか?
そして、不動産投資のリスクはこれだけではありません。
福島原発事故を振り返る
皆さんの記憶もまだ新しい2011年3月11日の東日本大震災が、更に悲惨なものとなったのは福島原発事故があったからでした。
私の住む『関東某所(ぷち田舎)』は、福島原発からは200km程度は離れてはいましたが、
もし福島原発が吹っ飛んだら関東が壊滅する!
という恐怖と隣り合わせの日々を、当時は送っていました。
事故後間もなく春休みとなりましたが、福島原発の不安定な状態は続いていたために、実家(近畿某所)の法事に合わせて家族を実家にしばらく預けたりもしました。
今でも忘れられないのは、家族を連れて実家に帰るために東京に立ち寄った時に見た光景です。それは・・・
節電で薄暗い駅を歩く人々の思い詰めた表情
でした。おそらく、我々も同じような表情をしていたんだろうと思います。
『関東』が終わりになるかもしれない・・・そんな恐怖を抱きながら日常生活を送っていたんですよね、関東の人たちは。
さて、私は『関東某所(ぷち田舎)』に家を買う時に、相当調査を行いました。具体的には、家を建てる予定地付近の地盤・地下水位・過去の災害歴については徹底的に調べ上げ、『ここならば自然災害でやられることはない』と確信を持てる場所を選びました。
しかも、それだけで満足せずに、わざわざ100万円以上を投じて地盤改良まで行って家を建てました。追加工事で嬉しいはずのハウスメーカーの営業さんが『この土地ならば、そこまでやる必要はないですよ』と言っていた位ですから過剰対策だったかもしれませんが、とにかく考えうる対策は行ったつもりでいました。
ですが、福島原発は完全に盲点でしたね。あの事故の推移によっては、家と土地という資産が無に帰していたかもしれなかった・・・。
幸いなことに福島原発事故は(表面上は)収束しました。ですが、一歩間違えば日本に致命傷を与えかねない出来事だったのです。
それなのに・・・今原発は次々再稼働されています。
あの恐怖を経験したのに・・・アホですか!
そして
原発という核地雷が50個以上も散らばっているんですよ、日本には!
こんな国では、不動産投資など怖くてできません。
『まとめ』らしきもの
さて、投資の観点からまとめましょう。
日本には他の国にはない特殊なリスクがあります。それは、世界の地震の1/10は日本で起こっているという地震リスクと、この狭い国土の津々浦々に散らばっている原発リスクです。
投資を行う際にはリスク管理が絶対必要ですが、日本で不動産投資を行う場合には、上記の地震リスクと原発リスクをセットでもろにかぶることになります。しかも、これらのリスクはそもそも
管理不能
です。リスク管理できない投資は対象としては不適切であり、したがって日本での不動産投資は行うべきではないと考えます。
加えて、その他の自然災害リスクと人口減少リスクももれなく付いてくる日本の不動産に投資することは、全くお勧めできないことです。
そもそも、
日本オワコン
と考えて投資をしているわけですよね、多くの投資家さんは。それなのに、オワコン日本に縛り付けられる不動産投資を行うなんて、私には信じられません。
さて、この記事は、会社の同僚が『家を建てるつもりなんですよ!』と話していた事をきっかけとして書きました。
私が、『でも、これから空き家もどんどん増えていくから賃貸でもいいんじゃない?』とやんわりと諫めたのですが、『もう契約しちゃったんですよ!それに家は資産ですからね!』と彼は自慢げでした。
私は心の中で『ご愁傷様・・・』とつぶやきました。もちろん、彼に対してはそんな気配をおくびにも出しませんでしたが。
・・・という私も家を買っていますが、それは当時は
無知
だったからです。今だったら新築では絶対買いません。
でわ。
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