霧末さんが興味深い問いかけをされています。
今回は、それに答えてみましょうか?
自分が死んだ後に自分の資産をどうするか?
私は家族がいますが、今回は自分が独身だったら?という前提で霧末さんが問いかけられていますので、その線で答えます。
私だったら、図書館に寄付します。全額を書籍か電子書籍の購入に使うという条件で。
なぜ図書館に寄付したいと思うのか?
自身を振り返ると、私は近畿地方のとある山村に生まれ育ちました。両親は特に学問があるわけでもなく(父は高卒、母は中卒です。当時はそれが普通でした。)、周囲も農家の方ばかりで、将来に対して展望が持てるような状況でもありませんでした。
そんな状況でしたが、今私が世に出て大きくはありませんが財を成すことができたのは
本が大好きだった
おかげです。
小学校に入るか入らないかの頃から自分で色々な本を山ほど読んできたおかげで、学校の成績は良かったです。そのおかげで進学も上手くいき、更にはしっかりとした会社に入社することが出来ました。それが今の安定した生活につながっています。
そうした自分の人生を振り返ると、教育というのがいかに重要であるかと思わざるをえません。そして、教育を支えるインフラの一つとしての図書館を充実させることは、社会にとって非常に有益なことだと思っています。
今でも覚えているのは、小学校一年生のときに子供向けの百科事典を読んだ時のことです。たまたま渡り鳥の項目を読んだのですが、その時に心の底から
面白い!
と思いました。なぜ渡り鳥の説明があれほど面白いと思われたのかは今考えてもわかりませんが、少なくともあの時から完全に本の魅力に取りつかれて、そしてあの経験が私の人生を変えた事は確かです。
『まとめ』らしきもの
自身の遺産を慈善団体に寄付したとして、それが正しく使われるかなんて保証されませんよね。それぐらいだったら、私は図書館に全額寄付したい。
図書館で働くような人は、本が好きに決まっています。そうした人に書籍の購入をお任せできれば、必ずや嬉々として良質な本を選んで購入していただけるはずです。
そして、教育こそが社会を支える基盤であり、良い本をそろえた図書館は教育を支える重要な社会インフラです。ですから、そのインフラ整備のために自分の資産を使っていただきたいと私ならば思います。
また、私の寄付で購入された本を読まれた方が、
はっ!
と何かに気付いて、それをきっかけに人生を変えるようなことになったら、それはさらに素晴らしいことじゃないでしょうか?(勿論正しい方向にね) そんな様子を空から見ることができれば、
おっ、あの時の自分と同じような感動をあの人は感じているぞ。自分の遺産で購入された本で!
と、最高な気分になれるんじゃないかと思います。
でわ。
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