今更ながらiDeCoを調べてみて『なんじゃこりゃ?』と思ったこと

先日、マネックス証券からNISAロールオーバー手続き資料が送られてきました。

私は、NISA口座を既に楽天証券に移しており、マネックス証券で再度NISA口座を開設するつもりはありません。ですから、このロールオーバー手続き資料は不要なのですが、中にiDeCoのパンフレットが入っていました。

 

50歳過ぎの私にとって、個人型確定拠出年金はあまり意味がないと思っていましたので、iDeCoについてはろくに調べたこともありませんでしたが、折角なので『ブログネタぐらいになるかも?』とパンフレットを読み始めたところ・・・

iDeCoを調べてわかったこと

 

以下のページを見て、びっくらこいてしまいました。

なんじゃ、このしょぼい掛け金の額は・・・

 

2018年7月14日付けの記事『【超重要】投資成績は3つの要因だけで決まる・・・ってことを改めで確認しよう!』で述べたように、投資の成績を決めるのは、

投入資金量、運用期間、運用利回り

の3要素です。

その前提でiDeCoの掛け金を見ると、

自営業者以外の人向けの掛け金=投入資金量が余りにも少ない

 

一つシミュレーションしてみましょうか? 企業年金に加入していない会社員で、以下の想定でマネックス証券のサイトで計算してみます。

 

結果は、

30歳から60歳にかけて、毎月23,00円を積み立てて5%で運用した結果、約1,900万円となります。悪くない結果ですが、企業年金に加入していない会社員ですから老後用としては十分な額とは言えません。

その他の、企業年金に加入している会社員・公務員・専業主婦(主夫)についても最大23,000円なので、iDeCoで得られる年金では不足するでしょうから、他に老後資金を準備する必要があります。

 

一方、自営業者ではどうでしょうか?  前出のシミュレーションと同条件で、掛け金だけ68,000円に変えて計算すると・・・

約5,660万円ですか! これだけあれば、老後資金としてはまずまずですね。(←本音は、この倍は欲しいところですが・・・)

でも、この額を得られるのは自営業者の方だけで、掛け金の少ない『その他』の方は恩恵に預かれません。

 

とはいえ、マネックス証券のiDeCoの紹介ページにあるように

掛け金を全額控除できますので、『その他』の方にとっても節税のツールとしての利用価値は高いと思います。運用益も非課税ですしね。

したがって、『その他』の方も

デフォルトで限度枠に全額ぶち込み!

で行くべきです。

 

『まとめ』らしきもの

 

今更ながらiDeCoを調べてみて、以下のように理解しました。

 

① 自営業者以外にとっては、掛け金が少ない

② 節税ツールとしては利用価値が高い

③ 自営業その他を問わず限度枠を使い切るべき

 

なお、マネックス証券のパンフレット以外にも、iDeCoについて紹介しているブログを今回初めて真剣に複数読んでみたのですが、いずれも

iDeCoはいい!

という論調でした。それには完全に同意するのですが、同時に

あの掛け金はなんとかならんのか・・・自営業者以外の掛け金をもっとアップして欲しい!

と、我々は強く主張していくべきです。

 

あ、そうそう、投資対象商品は外国株式インデックス一択ですからね。

でもざっと調べてみると、eMAXISにしても楽天全米株式にしても運用残高が200億円台とは・・・

これまたしょぼい

 

早く1桁アップ、できれば2桁アップしてもらいたいですね。

これらは日本国民にとって超重要な投資商品ですので、順調に育っていって欲しいものです。

 

でわ。

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