『プロ野球の生涯打率〇割』はあり得ないと分かっても『株の勝率○割』を信じてしまうとは・・・リテラシーは大事だよ!

皆さんは、野球をご覧になりますか?

 

私は、子供の頃から青年期まではプロ野球を良く見ていたのですが、とある球団の

札束で選手をかき集める手法

に嫌気がさしてプロ野球への興味が薄れ、いまや中継を見ることは全くなくなりました。(←そもそも今住んでる『関東某所(結構な都会)』では、TVを持っていないけどね www)

良い選手を金で集めるというのは、資本主義の原理原則からすると真っ当なやり方であることを、投資家の端くれとしては認めざるをえませんが、スポーツは金だけで決まって欲しくないという気持ちもありますからね・・・

野球のリテラシー

 

野球というスポーツは、ルールが複雑である点とデータ重視である点に、特徴があります。特にデータ重視であることから、過去からのデータの蓄積は膨大なものがあり、データを語るだけで2時間以上に及ぶ野球中継も難なくこなすことができる程です。

 

さて、ここで皆さんの野球リテラシーを試してみましょう。以下の質問にお答えください。

 

『生涯打率〇割を超えるプロ野球選手は名選手といえる』という文の、〇に入る数字を答えなさい

 

これは、野球を知っている人にとっては簡単な質問ですね。正解は3です。

 

実は、日本のプロ野球で生涯打率が3割(4000打数以上)を超えているのは、わずか24人のみです。以下に示してみましょうか?

順位選手打率
1青木 宣親0.329
2リー0.320
3若松 勉0.31918
4張本 勲0.31015
5ブーマー0.317
6川上 哲治0.313
7与那嶺 要0.3110
8落合 博満0.3108
9小笠原 道大0.310
10レオン0.308
11内川 聖一0.3067
12中西 太0.3066
13長嶋 茂雄0.305
14篠塚 和典0.3043
15松井 秀喜0.3040
16鈴木 尚0.3034
17カブレラ0.3033
18大下 弘0.3030
19和田 一浩0.3029
20矢沢 健一0.3024
21前田 智徳0.3023
22王 貞治0.3011
23ラミレス0.3007
24糸井 嘉男0.3006

(4000打数という制限がついているので、残念ながらイチロー選手は含まれません。)

ただし、上の表のデータを全く知らなくても、『生涯打率3割を超える選手は名選手』であることは野球ファンにとっては常識です。

 

その結果、『俺の生涯打率は4割以上だぜ!』と豪語している人がいたとしても、

こいつは、ほらを吹いているのか、あるいは元高校野球かアマチュア野球かプロ野球の選手で、今は草野球チームの主砲なんだな

と、野球ファンなら理解できるわけです。誰一人間違うことなく。

しかも、ある年代以上の日本人はほとんど野球ファンであり、『生涯打率3割以上は名選手』は、年配の方にとっては常識と言っても良いです。

 

投資のリテラシー

 

ところが、投資の話となると、ほとんどの日本人にはリテラシーがありません。

 

たとえば、株式投資家にとっては、常識ともいえるこのデータとか

*長期で見ると、株式の実質リターンは6.5~7%に収斂する(ので、大勝することはあっても、それは続かない)

 

あるいは、このデータも

*株は長期で保有すれば必ず儲かる(が、短期的には儲かる保証は無く、短期で儲かる確率は高くない)

 

以上の2つの表を知っているだけでも、

東京オリンピックまでに株で1億円儲ける!

だとか、

株で毎月100万円儲ける方法!

あるいは、

勝率9割の株式投資法!

などという、よく見かける広告は

チョー大嘘

であることは理解されるはずです。

 

ところが、こんな嘘に騙される人がいるんですよね・・・ほんのちょっとした投資リテラシーが無いばかりに・・・。

 

『まとめ』らしきもの

 

こんなアフォな広告にコロッと騙される人がいるぐらいであり、日本人の投資リテラシーは低いと言わざるをえません。

これからの日本は、過去の蓄積資産の投資による収益によって食いつないでいく状況になると思われますので、日本人の投資リテラシーの低さは、教育で解決するべき急務と考えます・・・が、そうなるのはいつの事やら・・・。

 

せめて、細かいデータは知らなくても、『生涯打率4割以上だ!』というセリフの意味を見抜けることが出来るのと同様に、『短期間で確実に2倍になる株を掴む方法』などはありえないと一般の人でも理解できる程度には、日本人の投資リテラシーが向上して欲しいものです。

 

でわ。

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