さて、世の中にな色々な株式銘柄があります。
我が日本市場で上場されているのは約3000社に及びますし、米国ではニューヨーク証券取引所とナスダックを合わせて約6000社が上場されています。
こうした銘柄に対して、投資家の皆さんは各自の判断基準に従って売買を行っておられることと思いますが・・・ここで、いきなり質問です。
あなたの考える最強の銘柄は何ですか?
最近ならば
アマゾンです!
という答えがいっぱい帰ってきそうですが、私は別の銘柄を推したいと思います。それは
コカ・コーラです
なぜ『コカ・コーラ』が最強銘柄なのか?
コカ・コーラを知らない人はいませんよね? 世界中で愛されている炭酸飲料です。
その比類なきブランド力は広く知られるところであり、そのブランド力を評価して、我らがバフェット老師がコカ・コーラ株を長年保有していることは、良く知られています。
私自身も、2018年5月24日付けの記事『こんなところでワイドモート:KOおよびPEP株を保有している皆様へ、小さな朗報です!』で述べたように、身近にそのブランド価値を実感しています。
でも、そうしたブランド力だけが、コカ・コーラ社の競争力を支えているのではありません。コカ・コーラ社の一番の強みは
変わる必要がない
ということなのです。
資本主義下で特異な位置を占めるコカ・コーラ
資本主義とは、差異に依拠するシステムです。分かりやすく言うと、
より優れたもの、より美しいもの、より美味しいもの
と言った『より~なもの』の価値を認めて、そこにお金が投じられる仕組みです。
その『より~なもの』を作り出して、その結果としてお金を得るために、資本主義下では人も企業も激しく競争しているのです。
ところが、コカ・コーラ社の看板商品であるコカ・コーラは、ずっと味を変えていないことで知られています。
実は、コカ・コーラ社はコカ・コーラの味を変えようとしたことがありました。1985年に、売り上げが低迷していたコカ・コーラのテコ入れのために、新しい味のコカ・コーラを『ニュー・コーク』として売り出しました。
ところが、コカ・コーラの味が変わることに消費者は猛反発。結局、変更発表から3カ月も経たずに元のコカ・コーラの味に戻す結末となってしまったのでした。そして、それと共に、低迷していた売り上げが見事に回復したとのことです。
さて、話を株式投資に戻すと、
収益機会を求めて変化し続けなければいけない資本主義下で、コカ・コーラは変わる必要がない
これがどれだけ有利な事かは、お分かりいただけると思います。
以上のように、強固なブランド価値を保有して、しかも商品を変える必要がないために、私は、コカ・コーラ社の株は最強の銘柄と申し上げているのです。
『まとめ』らしきもの
変わらないことが価値である
それが、コカ・コーラが体現しているものであり、これは容易に真似できるものではありません。
これからも、コカ・コーラは不変の価値を消費者に、そして株式価値を投資者に、それぞれ提供し続けてくれることは、間違いない事と思われます。
そして、このような企業を見つけて保有することで、投資家は着実なリターンを得られるものと私は思います。
でわ。
もしこの記事がお役に立ちましたら、応援クリックお願い致します!
コメントを残す