さて、私などは20年以上も株式市場に棲息していて、既に
海千山千
と化しているのですが、株式投資を始めた頃には、手探りで売り買いを繰り返しては
大損
こいていました。ま、さぶい投資家・・・じゃなく凍死家だったわけです。
それと比べたら、今はブログやツイッターで経験豊富な投資家の情報がいくらでも入手できますので、これから株式投資を始めようという初心者にとっては、とても恵まれた環境であることには間違いありません。
そうした状況で、更に私が株式投資初心者にアドバイスするというのもアレですが・・・今までに株式投資を続けてきて、私なりに考えていることを、今回はお話ししたいと思います。
もちろん、海千山千からのアドバイスですから、
インデックスファンドを買いましょう!
などという、ありきたりなことは言いませんが。
また、
投資本を読め、ちゃんとしたやつを!
云々の基本は、各自でやっていただくという前提で話します。
初心者へのアドバイス
アドバイス①:損をすることもあるけども、続ければ儲けられるゲームであることを理解しよう
一生懸命調査を行って、とある株(あるいはインデックスファンド)を買ったとします。『よし、これだけ調べたんだから値が上がるはずだ!』と思うかもしれませんが、そんなことにはなりません。なぜなら
株価を決めるのはあなたではなく、市場だからです
で、場合によっては値段がガクッとさがって意気消沈することもあるかもしれません。ですが、歴史的に見れば、株式投資は時間をかけさえすれば必ず儲けられます(間違ったことをしていなければ、ですか)。そのことは銘記しておいてください。
アドバイス②:『時価総額等の大きなもの』に投資しよう
個別株ならば大型株に、インデックスファンドでも残高の大きいものに、それぞれ投資すべきです。なぜなら、時価総額が大きいものは
消えてなくなる可能性が低い
からです。大きな会社はリソースが豊富なために、事業展開や不況耐性の点で有利です。そもそも、強力な事業を有しているから大きな会社になっているという面もあるでしょう。それらの要因も相まって、倒産する確率は非常に低くなります。また、インデックスファンドは保有残高に応じた費用を徴収して運営されています。したがって、残高が少ないと運営費用が賄えずファンドの解散もあり得ますから、大きいファンドのほうが良いです。
また、大きな会社の話に戻ると、大きな会社は基本的に強い会社であり、未来に渡って競争に勝ち続ける可能性が高く、したがって投資家に着実にリターンをもたらしてくれる可能性が高いと言えます。
いずれにせよ、株式投資では、『大きいことは良いこと』と思っておけばまず間違いはありません
アドバイス③:とにかく10年以上生き延びろ!
これ、一番重要なアドバイスです。つまるところ、株価は景気に翻弄されます。景気循環には10年ぐらいの時間を要し、個々の局面で色々なことが起こります。そうした局面で、何が起こって、それに対してどうしたかという経験が投資家としての成長には絶対に必要です。
とにかく10年を生き延びて景気の波を経験して、ようやく次の10年で本格的に株式投資で勝負できる素地が整うわけであり、それ以前に退場してしまっては株式投資をしていた意味がなくなります。したがって、それまでは何としても生き延びる必要があります。
そのためには、
無理をしない・欲をかかない・常に勉強する
の3点セットは必須です。
これらのうち、『常に勉強する』はともかく
無理をしないって、どうすればいいの?
欲をかかないって言われてもお金は欲しいし・・・どうすればいいの?
という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうした質問に対しては・・・
答えようがありません
『ここまで引っ張っておいて・・・』と思われるかもしれませんが、個人が投資に求めるものは、その人の環境や人生観に規定される極めて個人的かつ千差万別なものであり、一義的に決められるものではありません。
ですから
自分の頭で考えてください
というのが答えとなります。ただ、
こういう投資をしたいんだけど、どう思いますか・・・?
という質問を、種々の前提条件を明確にした上でいただくのであれば、私が出来る範囲でアドバイスすることは可能です。
『まとめ』らしきもの
うーん、言いたいことが伝わったかどうか、微妙な気がします・・・(というのは、上記をすべて腹落ちして理解できる方は、既に初心者レベルを超えているからです)。
ですが、少なくとも私が理解している範囲では、最も大切なことを記載したつもりです。
何らかの参考になれば幸いです。
でわ。
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