分散投資が良いのか、集中投資が良いのか
株式投資の世界では賛否が分かれるところですが、私は分散投資一択と考えています。
分散投資の利点
まず第一に、分散投資の良いところは、精神衛生をキープできるということです。
集中投資で、選択した銘柄の株価が予想に反して下落したら、メンタルのダメージは大きいですよ。場合によっては、メンタル面で耐えきれなくなって投資の世界から遠ざかってしまうこともあるでしょう。
一方で、分散投資であれば株価が下がる銘柄もあれば上がる銘柄もあって、資産の毀損は相殺されます。それにより、メンタル面でのダメージが限定的で済めば、株式投資を続けることができるでしょう。
株式投資では、
しぶとく市場に居座っていれば必ずリターンを得ることができます(←ここチョー大事!)
し、時には『稲妻が光る瞬間』という表現があるように、市場あるいは保有銘柄の急騰でさらに大きなリターンが転がり込んでくる可能性も十分有り得ます。
『まとめ』らしきもの
集中投資は、積極的におすすめできる投資法ではありません。
まず、確実に株価が上昇する銘柄を選定できる投資家はほとんどいないという事実は銘記されるべきです。あの伝説のファンドマネジャーであるピーター・リンチですら、自身の勝率について
10回中6回勝てば良いほうだ
と言っているんですよ?
ここ何年かの間、集中投資で成功している投資家さんも多いと思いますが、それはリーマン・ショック以降の市場回復に助けられた面が大きいと考えています。
『分散投資では平凡なリターンしか得られない。資産を増やすには集中投資だ!』という意見を述べる方もおられますが、集中投資で成功できるのは、選ばれし者かたまたま運が良かった者と考えておいたほうが良いです。
株式投資のインフレ調整後の平均的なリターンは、年率6~7%と言われています。この『平凡な』リターンに従えば、10年後には2倍に、20年後は4倍程度に、資産価値が向上します。多くの個人投資家にとっては、リスクの高い集中投資で大勝を狙うよりも、この程度のリターンを確実に確保できれば十分ではないでしょうか?
そもそも我々のような凡人が、なぜ株式投資では非凡なリターンを得られると思うのでしょうか? 凡人には凡人のやり方があることを、わきまえるべきではないかと私は思います。
でわ。
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