『強い奴が勝つのか、勝った奴が強いのか?』・・・スポーツの世界では定番と言える表現ですね。
スポーツアニメならば、弱小と目されていたチームが苦心惨憺の末に強豪チームを打倒して、
『強い奴が勝つんじゃない、勝った奴が強いんだ!』
と、誇らしげに叫ぶ場面が目に浮かびますね。
そういえば、こんな名場面もありました。
スポーツに限れば、こういうこともありうるでしょう。
でも、実際の世界では・・・
さて、ここは投資ブログですから株式投資に絡めて話を進めたいと思いますが、企業間の競争では
強い奴は必ず勝ちます、以上!
となります。身も蓋もありませんが。
ずっと昔の話になりますが、『カンキョー』というベンチャー企業がありました。その会社の創業者は、アレルギー喘息に苦しむ自分のお子さんのために起業して空気清浄機を開発し、それを世に問いました。
当時は空気清浄機というものが存在しなかったこともあり爆発的なヒットとなって、私も子供達のために購入しました。ところが、カンキョーの成功を見た大手家電メーカーが一斉に参入して市場が蚕食されたことにより経営が悪化して、最終的には会社更生法の適用を受けることとなりました。
マイクロソフトの話も有名ですね? 良い製品やサービスを開発して勢いに乗るハイテクベンチャー企業に、突然ビルゲイツが訪れてくる。その後に起こることは、以下の通りだったそうです。
マイクロソフトに買収されるか潰されるか
ガチンコ勝負となった場合は、大企業のほうが明かに有利です。リソースの差は圧倒的であり、そのリソースを生かして攻め込まれては、小さな会社はひとたまりもありません。
このことは、裏を返せば、投資対象としては大企業が良いということになります。実際のところ、ハイテク業界を除いては、古くから存在する大企業が今も変わらず業界のリーダーの地位を確保していることからも、大企業のビジネス上の優位性は簡単には覆らないことが分かると思います。
『まとめ』らしきもの
大企業は大きなリソースを有しており、その規模を生かして競争に臨めるため常に有利な立場にあります。したがって、投資家が個別株に投資する場合は、大企業を選好したほうが良いと私は考えます。
小型株の爆発的な成長に賭ける投資法もあり、私も小型株を持っていますが、私のポートフォリオの主力は大型株です。それは、以上の考え方によるものですが、私はこの4月より子会社に出向しており、そこでの経験から、ビジネスを進める上で企業規模の差は埋めがたいものがあると痛感しています。詳しくは2018年5月9日付けの記事『投資するのならば大企業を選ぶべき』に記載してありますので、よろしければそちらもご覧ください。
でわ。
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