『問わず語り10種』を選んでみる www

投資家にとっては、株価指数は重要な投資インジケーターとなります。

 

米国株投資家だけでなく世界の投資家の注目を集めるニューヨークダウは、米国の各業種を代表する銘柄30を選出し、その株価の平均を算出して決定される株価平均型株価指数であり、『ダウ工業株30種平均』と呼ばれます。

実はダウ平均には、ダウ工業株30種平均の他に、ダウ輸送株20種平均、ダウ工業株15種平均、さらにはこれらをすべて合わせたダウ総合65種平均があり、用途に応じて使い分けられています。

 

我が日本の株価指標である日経平均株価は、東証一部の銘柄のうち流動性の高い225銘柄を選出して算定されていますし、他の国でも同様に代表的な銘柄を数を絞って選出し株価指数を算出しています。

 

いずれの場合でも、

選ばれし銘柄

を算出対象としているのが特徴であり、個別株を選好する投資家であれば、これらの指数に採用されている銘柄はポートフォリオの構成銘柄として必須です。

 

さて、米国株ブログ界隈では、バフェット太郎10種が非常に有名です。その詳細はバフェット太郎さんのブログに詳細に述べられているのでそちらをご覧いただくとして、私も『自分ならばこの銘柄で株価指数を構成したい』と思う銘柄を10個ピックアップして、その理由を述べてみたいと思います。

 

『問わず語り10種』の構成銘柄www

 

① BLK

資本主義社会を支えているのは企業であり、その企業の所有権を示す株式は売買の対象として資本主義の世界では存在します。資本主義というシステムが今後も続く可能性は非常に高いと予想され、したがって株式の売買を扱う企業の必要性も存続します。そうした企業の中で、投資対象とすべきなのはisharesシリーズで知られる世界最大の運用会社BLKでしょう。バンガードもこの業界では重要なプレーヤーですが、残念ながら非上場ですので対象外ですね。

 

② BUD

男のいけない遊び『飲む、打つ、買う』の筆頭である

『飲む』

ですが、酒は

合法麻薬

の一種であり、人類社会が存在する限りは絶対になくなりません。したがって、酒類を扱う企業のビジネスは永続性があり、であればその中の最大の企業は投資対象になりうると考えての選出です。

 

③ CAT

建設および鉱山機械についての世界最大のメーカーです。同社の世界におけるプレゼンスは知らぬ者はありませんので、これ以上の説明は不要かと。

 

④ CL

歯磨き粉の世界一のメーカーですね。日本ではライオン他のメーカーの存在感が大きいので目立ちませんが、歯磨き粉の世界シェアの40%以上を握っている巨人です。これからも世界人口は増加傾向であり、歯磨き粉の需要もそれに応じて増加することは確実ですから、強力なブランドを有するCLの業績は今後も盤石と思われます。

 

⑤ DIS

キラーコンテンツを多数保有する世界有数のエンターテインメント企業。ネズミとアヒルとワンコとクマといった、考えようによってはしょぼいキャラクターでぼろ儲けしているのですから、マーケティングが如何に重要かが分かるというものです。そのマーケティング力に一票ということで、選出しました。

 

⑥ MCD

事あるごとにオワコンだと言い続けられてきて、でも決してオワコンにならない稀有な企業。『人間は合理的ではなく、ジャンクが大好き』という身も蓋もない真実を、これほど体現できている企業も少ないでしょう。

ジャンクフードだからこそ止められないのよ

という人間の非合理性が消え去ることはありませんから、MCDの将来も安泰と思っています。

 

⑦ MMM

常に新しくユニークな化学製品を生み出し続ける不思議な企業。『MMMには勤務時間の15%を自由な研究に使ってよいというルールがあり、それがためにユニークな製品が出てくるのだ』とは巷間で言われていることですが、自由な研究を推奨する企業は他にもある中で、MMMが陸続とユニークな製品を出し続けられるのは、おそらくは部外者には伺い知ることのできない企業風土のおかげだと思うのです。そのような企業風土は模倣することは不可能で、したがってこれからもMMMは永続的な競争優位を保有すると考えて選出しました。

 

⑧ PEP

KOでも良かったのですが、より製品ポートフォリオが充実していて有名ブランドを多数抱えているPEPを選びました。

ジャンクフード万歳!

 

⑨ V

キャッシュレスの流れが進む中で、キャッシュレスビジネスのジャイアントであるVの存在感は高まる一方だと考えます。アマゾンが決済ビジネスに進出してきたところで、Vの牙城を崩すのは至難の業と考えています。

 

⑩ XOM

石油ビジネスは人類の繁栄には絶対欠かせません。我々の周りに存在する石油関連製品の種類とその必要性・重要性を見れば、説明の必要もありません。であれば、世界最大の石油会社であるXOMは外すわけにはいきません。

 

『まとめ』らしきもの

 

いかがだったでしょうか? いずれ劣らぬ大型優良企業であり、長期保有にふさわしい銘柄群ではないでしょうか。

今回取り上げた『問わず語り10種』の中では、まだVを保有していません。業績は好調ですが、ちょっと評価が高すぎですので、市場暴落のタイミングでポジションを立てたいと虎視眈々と狙っています。

 

でわ

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