ちょっとビックリするデータを見つけました・・・日本は『あの国』に負けていると。
実は、その国には新婚旅行で訪れたことがあります。首都のデパートの食品売り場をぶらぶらした時に、生鮮食料品の価格が日本の四分の一から三分の一程度であることを発見して、『安っ!』と思ったことを覚えています。
そして月日が経って、『あの国』の後塵を拝することになるとは・・・今日は、このネタを語ります。
ビックマック指数に見える日本のデフレ傾向
さて、そのデータとは、ビックマック指数です。聞いたことがあるんじゃないでしょうか? 詳しいことは、ウィッキー先生に教えてもらいましょう。
ビックマック指数
各国の経済力を測るための指数。マクドナルドで販売されているビックマック1個の価格を比較することで得られる。
イギリスの経済専門誌『エコノミスト』によって1986年9月に考案されて以来、同誌で毎年報告されている。ビックマックはほぼ全世界でほぼ同一品質のものが販売され、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金などさまざまな要因を元に価格が決定されるため、総合的な購買力の比較に使いやすかった。これが基準になった主な理由とされる。
(Wikipediaより引用)
で、2018年のビックマック指数がこれ。
(世界経済のネタ帳から一部引用)
なんと、日本のビックマックの価格はタイのそれよりも安いじゃないですか! それに、前後の顔ぶれをみると・・・失礼ながら日本と比べて経済的に大きく発展している国は少ないような・・・
デフレという宿痾にずっと苦しんできた今の日本の立ち位置が、ここなのですね!
もちろん、ビックマックという商品について国ごとに品質や量の差があり、またターゲットとすべき購買層の違いもあるでしょうから、単純に『日本のビックマックはタイのビックマックより安い』とは言い切れない部分はありますが、それでもこのデータには、長きにわたる日本経済の不調が見て取れて、複雑な気分になります。
だって、価格だけを見たら物価の安い発展途上国並みですよ!
最近、日本への外国からの観光客がやたら増えているのも頷けるというものです・・・。外国からの旅行者が、
他の国より日本の方が安く上がりそうだから、日本にするか?
といった感覚で日本を選んでいるのかもしれませんが、そうだとしたらますます複雑な気分になりますね・・・。
『まとめ』らしきもの
デフレ続きの日本では物価が上がらず、その結果ビックマック指数でタイを始めとする発展途上国の後塵を拝することになってしまっています。
物価が安いのはいい事ですが、デフレが回りまわって労働賃金抑制の方向に進んでいるのが今の日本ですから、必ずしも喜べることではないですね。
それにしても、ビックマック指数などという指標を生み出すことになったビックマックは凄いですし、それを世に送り出したマクドナルドも凄いですね。
これからも、ビックマックはマクドナルドに利益をもたらし続けるんでしょうね。こういう企業にこそ投資すべきという、お手本のようなものです。
(ちなみに、私はMCDを150株持っています。)
でわ。
もしこの記事がお役に立ちましたら、応援クリックお願い致します!
コメントを残す