とある状況を想定して、その時自分がどう考えどう行動するかを想像することは、思考訓練として優れています。
今回、私がマイクロソフトのCEOだとしたら・・・と、想像してみました。ま、私はハイテク業界については門外漢でありながら、自分をサティア・ナデラに擬するというとんでもないことを言っているわけでして、単なる妄想に過ぎないのですが、『まあ、こんな考えもあるんだな』程度にお付き合いください。
私がマイクロソフトのCEOだったら?
まずは
① 配当をやめる
② 自社株買いをやめる
その上で
事業から得られたキャッシュを可能な限りぶちこんで、クラウドサービスでチョー安値攻勢を仕掛け、全力でAWSを追い越しさらに潰しに行く
つまり、アマゾンがAWSで得たキャッシュを使って、全力で他社の既存事業を潰しにいっているのと同じことを、マイクロソフトはやれると言いたいわけです。
マイクロソフトのOffice関連事業は
極めて強固なワイドモート
を有していて、キャッシュをじゃぶじゃぶ生み出しています。そのキャッシュを使えば、アマゾンに比べて出遅れ感があったクラウドサービスでアマゾンを猛追し、逆転できるのではないでしょうか?
一方、迎え撃つ側のアマゾンは、AWSの利益によって他の事業領域のオペレーションを維持している状態なので、マイクロソフトほどの余裕は持てないと思います。クラウド市場が拡大しているために、当面は大きくなるパイの分け前を享受できるとはいえ、本気でマイクロソフトが挑んできたらなかなか厳しい戦いになるのではないかと思います。
『まとめ』らしきもの
アマゾンの行動を見ていると、(『消費者のために』という大義名分を達成するためであることは認めますが)自社以外をすべて敵と見なして徹底的に潰しに行くという点で一貫していると思われます。
ぼやぼやしていると、マイクロソフトの事業領域をアマゾンが潰しにくることは必定と私は考えます。ですから、
やられる前にやれ!
と言いたいのです。
第一、
ビルゲイツがトップだった頃のマイクロソフトは、敵を潰すことに関しては一切仮借が無かった
わけじゃないですか? いまこそ、そのDNAを再起動すべき時だと思いますよ。
ちなみに、私はマイクロソフトの株を持っています。アマゾン株は持っていません。つまり、以上はポジショントークです。
でわ。
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