企業の栄枯盛衰:一昔前のマイクロソフトは・・・

FANGと言えば、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの企業群ですが、老舗企業もなかなか頑張っています。例えば、マイクロソフト(MSFT)がそうですね。

 

なにしろ業績は好調で、特にクラウドサービスの伸びが著しく、利益を着実に伸ばしており、それにあわせて株価も上昇しています。

 

『MSFTはオワコン』と思われていた時期があった

 

さて、いまやクラウド企業として勢いのあるMSFTは、ほんの数年前は『Officeで手堅く儲けているが、伸びしろの少ない会社』として考えられていました。例えば、Market Hackを主宰されている広瀬隆雄先生は、

 

腐っても鯛という表現がありますが、見かけ上、マイクロソフトの財務諸表はしっかりしているため、バリュー投資家なら一度は検討する株だと思います。

(Market Hack 2013年9月5日投稿より引用)

 

と、マイクロソフトを論評しておられました。そのように、投資家の一致する見方として、当時のMSFTは

バリュー株

扱いされていたんですよ。そして、マイクロソフトが今のような成長を遂げるとは

多くの投資家は思っていなかった・・・

だから、株価が安値のまま放置されていたわけです。

 

私は、2018年4月5日付けの記事『『英語を読めると株式投資で得をする』というお話(Ken Fisher先生ありがとう!』に書いたように、MSFTを2013年2月21日に購入したのですが、何故購入したかというと、購入価格が28.12 USDで一株当たり配当が1.12 USDだったので、

YOC = 3.98%

という 高配当をゲットできる!と考えて、(Ken Fisher先生の『買ってもいいと思うよ』という言葉にも背中を押されて)購入に踏み切ったわけです。

 

その時は、『成長は期待できなくても、収益の高いOfficeが無くなることはないだろうから、配当さえ貰えればいいや』と思っていたMSFTの株価が

28.12 USD → 100.415 USD (2018年6月1日終値)

に跳ね上がることは

全く予想していなかった・・・

ので、

嬉しい大誤算!

ではあります。

 

『まとめ』らしきもの

 

繰り返しになりますが、当時MSFTが今のような変貌を遂げると考える人は少なかったわけです(MSFTの社員の皆さんは、そうではなかったかもしれませんが・・・)。このことより、

企業の業績の先読みというのは非常に難しい

ことが改めて分かります。

 

それを考えると、今オワコン扱いにされている株、例えば

Death by Amazon

の脅威にさらされている企業群から、明日の大化け株が出てくるかもしれません。目先の業績が駄目だからといって、簡単に見限らないほうが良いかもしれませんよ。

 

<蛇足>

MSFTは、当時一株あたり1.12 USDの配当を支払っていましたが、それから増配を繰り返して、今では一株当たり1.68 USDの配当を支払っています。私は28.12 USDで購入しているので、現時点で

YOC = 5.97%

という高配当銘柄となっています、私にとっては、ですが。

そして、今年の最終四半期でも確実に増配してくるでしょうから、

YOC 6%超え!

となるのは、間違いないと思います。ちなみに、私は・・・

 

100株しか持っていませんが・・・

 

でわ。

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