当ブログのタイトルは『問わず語りの株と畑と日常と』となっています。
株式投資の話をメインにしつつも、それ以外の色々なネタも取り上げていきたいと考えて、そのようなタイトルとしたのですが、畑に関しては2018年2月27日付けの記事『出向だって・・・』に記載したように、『関東某所(結構な都会)』に単身赴任することとなり、今後は今までのように手が回らなくなりそうです。一方の日常については、これからもちょこちょこと触れていきたいと思います。
私は子供のころから本が好きで、数多くの本を読んできました。若いころは神保町で古本を買いあさっては、一日に5~6冊は読んでいたというような
本の虫
だったのですが、最近は遠視と近視と乱視のトリプル・コンボのため、昔ほど本を読めなくなってきたことを残念に思っています。
ブログ立ち上げから振り返ってみると、今までに本についてほとんど取り上げていないことに気が付きました。いい機会かと思いますので、おすすめの本をご紹介したいと思います。
その本の名は?
銀河英雄伝説です。
・・・まったく投資と関係あらへんがな!
はい、そうですが、是非お勧めしたい! どんな本かというと、SF作家の田中芳樹先生の
メガヒット作
で、チョー簡単にまとめると、
遠未来の銀河系を舞台に、数多くの英雄たちによる攻防と権謀術数を、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーのふたりを軸に描くスペースオペラ
Wikipediaより引用
で、要は銀河帝国と、その圧政から逃れた人々が作り上げた自由惑星同盟との闘いの話なんですが、ここに第三勢力フェザーンが絡んできて、さらにフェザーンを裏で支配している地球教が物語のターニングポイントで蠢動して・・・なかなか読ませます。
『でもSFはあまり趣味じゃないから・・・』という方もいらっしゃるかとは思いますが、まずはだまされたと思って読んでみてください。SFの範疇で語れない大作で、ハマることは請け合います。
この本の秀逸な点は、
① 戦術論・戦略論: 戦術と戦略というものを、これだけクリアに説明しているのは他にはない。
② 政治・社会: 具体例を挙げます。不敗の名将ヤン・ウェンリーの所属する『自由惑星同盟』の状況(衆愚制、憂国騎士団の横行、メディア・コントロール)と同様に、現在の世界でも、『銀河英雄伝説』とは形は違っていても類似した状況が進行中で、残念ながら自由主義は各地で敗退を強いられていますが、まるで当時から世界がこうなると予測していたかのようで・・・恐るべき慧眼と言わざるを得ない。
③ 人間心理: 作者の洞察の深い事といったら・・・。
④ 日本語: 良質な日本語で、国語の教科書にしたい位です。
の全てを学べる上に、極上のエンターテインメントでもあることです。
また、至る所に名言がちりばめられていて、それを引用するだけでどれだけの文章が書けるか・・・。当ブログでも、今後様々な形で銀河英雄伝説の名言を引用していくことになると思います。
『まとめ』らしきもの
そもそも総発行部数が
1500万部!
を越えるというモンスター級のヒット作が、しかも、1982年から始まって1989年に最終巻が出て終了しているにもかかわらず、次から次へとビジュアル化されて、さらには2018年4月から新たにTVシリーズが開始される作品が、しょぼいわけがありません。(第一次イゼルローン攻略戦だけは、しょぼかったですが・・・そこだけです。しょぼかったのは。)
まだ読んだことが無い方は、是非読んでみてください。上で紹介しているのは全10巻の完全版ですが、個別でも販売されていますので、まずは第1巻だけでも読んでみてください。残り9巻も絶対買いたくなりますよ。
でわ。
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