配当株投資の利点は『市場に引きずられない』こと

さて、アクティブ投資にせよインデックス投資にせよ、これらの投資手法が狙うものは

キャピタルゲイン!

です。そして、正確な数字は分かりませんが、キャピタルゲイン狙いの投資家は配当狙いの投資家よりもはるかに数が多いと思われます。

 

ところで、キャピタルゲイン狙いの投資家さんからは、配当株投資について時々こんなツッコミが入ります。

配当には税金がかかる。一方、企業が内部再投資して業績が伸びれば株価は上昇するが、売却しない限り含み益には税金がかからないから、税の繰り延べ効果が期待できる。

 

だから、配当株投資って損じゃない?

 

・・・おっしゃる通りでございます、ハイ

と思います。内部再投資が、きっちりと企業成長に結びつくのであれば、ね。

 

ところで、私はコテコテの配当株投資家です。そして、私が配当株投資を志向しているのは、上記とは全く別の観点に立っているからです。

 

配当株投資は(銘柄を選べば)安定した結果が出せる

 

当ブログで常々主張していますが、私は

株価は影絵!

だと思っています。

つまり、光の当て具合によって大きくなったり小さくなったり影絵と同じで、株価はその時の状況に応じて何とでも変わりうるものです。

相場が順調な時は良いのですが、相場が下落するような時は株価はあっさりと下落します。そして、含み益なんてあっという間に吹っ飛んでしまいます。

昨年の年末がそうだったでしょう?

 

そうした不確かなものに依拠する投資に比べると、配当株投資は安定的に成果を出せます。配当入金をKPIとすれば、ね。

米国株でいえば、25年以上にも渡って増配を繰り返している銘柄は50以上あります。つまり、2008年のリーマン・ショックとその後の経済混乱下でも、配当を増やす地力があった企業が50社以上もあったわけです。

そうした銘柄に分散投資しておけば、仮にそれらのうち幾つかが減配するようなことがあっても、全体としては配当が減る確率は非常に低いでしょう。

つまり、

適切な配当株に分散投資しておけば、ほぼ市場リスクからは無縁でいられる

『配当入金をKPIとする』のであれば、ね。

 

もちろん、市場混乱時には配当株も値を下げるでしょうが、しっかりとした企業であればいずれ株価は戻ります。

それに、株価が値下がりすることで配当利回りが向上すれば、それを手掛かりに買いが入りますから、配当株は下値抵抗性があります。

 

以上のようなことを最初から意識して配当株投資を選択したわけではないのですが、今では腹落ちしています。

 

『まとめ』らしきもの

 

株式投資では、少なからぬリスクを負う必要があります。特に、他のリスクは緩和することが出来ても、市場リスクだけは避けることが出来ません。

しかし、配当金をKPIとした配当株投資であれば、市場リスクをほぼ回避できます。

実際、個人的な経験について2018年4月21日付けの記事『リーマン・ショック直後でも配当が増えていた!:私が配当株投資に舵を切るきっかけとなった出来事』に記載したように、配当金の盤石ぶりは際立っています。

 

以下のように・・・ね。この間は、新規購入は行っていません。

2008年339,586円
2009年346,631円

 

このように、ボラティリティが大きい株式投資の世界において、もっとも安定しているのは

配当!

です。

ですから、当ブログでは配当株投資を一押ししているんですね。

 

でわ。

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