さて、当ブログをお読みの方であれば、確定拠出型年金では定期預金などはほどほどにして、株式投資信託を買い付けていらっしゃることと思います。
これからの運用期間が長い方ならば、全額を株式投資信託にぶち込んでも良いと思いますが、私の場合は会社が確定拠出年金を導入したのが40歳代後半であり、年金受取期開始までの運用期間がそれほど長いとはいえませんでした。
それで、株式投資信託のメインにしながらも、債券投資信託や定期預金も買い付けてきました。
そうして積み上げてきた確定拠出型年金ですが、そのうち株式投信部分を先日すべて解約しました。
確定拠出型年金のビフォー&アフター
今回、確定拠出年金の株式投信部分を現金化したのは、今後の相場の先行きに強気になれなかったからですが、理由はそれだけではありません。
株式投資で確実に収益をあげるためには10年以上の長期投資が必要ですが、60歳からの年金受取を目論んでいる私にとっては、それまでの運用期間が10年未満です。
仮に、年金受取開始直前に大きく市場が下げた場合はダメージが大きいですから、それならば相場環境の良い今の段階で現金化しておいたほうが良いと考え、今回の売却に至りました。
売却直前の確定拠出年金は、以下のような状況でした。
債券投資信託や定期預金も結構な割合で保有していたにもかかわらず、拠出開始以来の運用利回りが6%を超えていたのは望外の結果でしたが、これには円安も効いていたためと思います。
そして、株式投信売却前のポートフォリオは以下のとおりでした。
それが、売却後にはこのようになりました。
少しだけ、債券投資信託を追加しましたが、後は定期預金に突っ込んでおきました。
年金受け取りはどうする?
確定拠出型年金の受け取りについては、60歳からの10年間受け取りを予定しています。
現時点で残高は約540万円であり、債券部分は多少の価格変動はあったとしてもほぼそのまま受け取れると仮定すると、受け取り額は年間約54万となり、1カ月に直すと約4.5万円となります。
私の株式ポートフォリオからの月平均配当については、私が60歳になっているころには確実に月あたり15万円を超えているでしょうから、確定拠出型年金からの受け取りも含めると、月あたり20万円の入金は固いところです。
以上の他にも、厚生年金も60歳から受け取る予定ですので、全部を合わせると節約が得意な我らが夫婦にとっては生活に困るようなことはないはずです。
『まとめ』らしきもの
最近の株高のおかげで、良いタイミングで確定拠出型年金を現金化できました。
今は、60歳までこのまま定期預金で転がしておくつもりですが、もし市場の大暴落が起こったら株式投資信託を買いにいくかもしれません。大底で買えたならば、その後の市場回復に伴って資産額が膨れ上がって、年金の増額も期待できますからね。
最後に、今回確定拠出型年金を現金化して改めて思ったのですが、税金は投資パフォーマンスに大きく影響しますね。
確定拠出型年金だからこそ税金を気にせずに売却できたのであって、これが通常のように税金を取られるのであったならば売却に躊躇して、そのうちに売り時を逃してしまうことになったかもしれません。
投資は税金との闘いでもあることを、改めて実感しました。
でわ。
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