最近の米国株投資家界隈では、
指数連動型ETFが最強!
という論調が主流になりつつありますね。曰く
アクティブ運用のほとんどがインデックス運用に負けているのだから、インデックスに投資するのが良いんじゃない?
とのことであり、それには同意します。
ただ、
ETFは最強かつ最適な投資対象なんだぜ! それなのに個別株に投資するなんて〇〇じゃないの?
と言う方もいたりするわけですが、そうした方には以下のチャートを見せて『どー思いますか?』と聞いてみたい。
S&P500のチャートから一部を切り取ったものです。
1964年から1973年の10年間のリターンがたったの15%です。
次のチャートはもっと悲惨で
1999年から2008年にかけてS&P500に投資した場合、ITバブルを喰らってリーマン・ショックでとどめをさされて、結局10年間にリターンは
-38%
ですよ!
今は、たまたまこんな感じで
インデックス投資家にとって恵まれた時期に巡り合わせただけともいえるのでは?
株価指数としては世界最強と言われるS&P500をもってしても、10年程度は鳴かず飛ばずの期間があることは実績が示していて、その間に虚仮の一念で例えばVOOにしがみついていられる投資家がどれだけいるのか?
私は、ETF自体は優れた投資ツールであることは認めますし、当ブログでもお勧めであると述べています。
しかし、それには投資経験の浅い方にとってはという言外の意味があって、経験を積むにつれて、個別株に向かうのが自然なんじゃないかなと思うのです。
個別株であればαを取れる可能性もあります。それに、インデックス投資が軟調な期間を10年も待っていられないんじゃないですか? 普通の人は。
バフェットが妻のための遺産について
現金の10%を政府短期債で、残り90%をS&P500インデックスファンドで運用すること
と遺言したことは有名ですが、それは素人にとっては一番適している投資手法だからこその話だと思います。
自分の人生のための資産運用であり、その人それぞれでその形は全く違うはずですから、であれば自分でカスタマイズすべきだと思いますし、投資を続けていけばそうなっていくんじゃないでしょうか?
でわ。
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こんにちは。
個別もETFもそれぞれ魅力的。
購入意欲が湧きます!
でもこのところの株高、気にせず購入すべきか、しばらく待つのが定石なのか、株価が上がっている時はETFを買ったほうがいいのかとか、迷走の森で訳がわからず立ち止まり中。出口のヒントが欲しいです。
みやみやさん
いらっしゃい!
そうですね・・・いつ買いに入るかは中々難しい問題です。
この点については、ブログの記事として取り上げて考えてみたいと思います。