さて、私も保有しているアルトリア(MO)ですが、最近株価が見事に下落しています。
これは、FDAがフレーバー付き電子タバコやメンソール風味タバコの規制を検討しているというニュースが流れたからであり、米国内でタバコビジネスを展開しているMOにとっては打撃と考えられているからです。
MOを買っても良いと思う理由
ですが、私はMOは今から買い進めていっても良いと思っています。
まずは、ざっとバリュエーションを確認しましょう。2019年1月18日終値ベースの値です。
PER | 13.57 |
PBR | 5.97 |
ROE | 48.61% |
祖利益率 | 46.88% |
配当利回り | 6.79% |
これらのデータでは、利益率が半端ないことが分かります。配当利回りもすごいですね。
加えて、お約束のキャッシュフローも確認しておきましょうか?
このように、新規な投資がほとんど必要ないため、営業キャッシュフローのほとんどを自由に使えます。
そして、フリーキャッシュフローの多くの部分を配当や自社株買いに回すことができており、それが投資家にとっての旨みという事になります。
とはいえ、規制当局からの締め付けは気になるところですが、それがアルトリアの業績を大きく傾かせるかというと、私はそんなことにはならないと思っています。
止められない止まらない商品群!
ここで協調しておきたいのはアルトリアは
癖になる商品!
を取り扱っていることです。いや、癖になる商品しか取り扱っていないというべきでしょう。
まず、筆頭は
合法麻薬のタバコ!
であることは、もはや説明の必要もないでしょう。また、最近では米国のタバコ市場を席捲する電子タバコのJuulへの出資も行っており、抜かりなく市場確保に努めています。
上記の当局規制は気になるところではありますが、でもFDAはタバコ産業自体を敵とみなしている訳ではありません。それは近々記事にしたいと思っています。
次の商品は、
大麻!
ですね。これについても、カナダのクロノスに出資することがつい先ごろ決まりました。カナダは娯楽用マリファナが解禁されたばかりであり、そこにすかさず乗り込んでいったアルトリアはさすがです。
それから、もう一つのもっと大衆的な癖になる商品である
お酒!
については、世界最大の酒類会社であるアンハイザー・ブッシュ・インベブに出資しています。この会社はバドワイザーを始めとして、傘下のブランドが世界のトップ10の殆どを押さえているという巨人です。
もっとも、アンハイザー・ブッシュ・インベブは直近で減配するというヘマをやらかしています。2016年のSABミラーの買収の影響かもしれませんが、投資データを見るとしっかり稼げており大きな問題はないと考えています。
『まとめ』らしきもの
以上述べてきたように、アルトリアは
タバコ、大麻、酒
といった習慣性の強い商品を直接的あるいは間接的にビジネスにしています。
実はもう一つ習慣性の強い商品があります。それは
砂糖
ですが、皆さんは砂糖のない世界が想像できますか? できないですよね?
同様に、アルトリアが扱う習慣性の強い商品の需要は決して消え去ることはないでしょうから、したがってそのビジネスは永続的なものであると考えています。そして扱っている商品の収益性が高いことは利点です。
収益性が高い永続的ビジネスを保有する企業であれば、私ならばその企業の株を買いますね。現に買ってガチホを決め込んでいますし。
ただ、他の方にお勧めするつもりはありません。投資判断は自己責任でお願い致します。
でわ。
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