Googleアナリティクスで分析すると、米国株投資を標榜する当ブログの読者層は25歳から44歳までの方が7割を占めています。
そうした読者の皆さんに対して、
米国株式投資に目を付けたあなた方は実にラッキーである!
と申し上げたいと思います。
早く株式投資を始めて資産を築いておかなければならない理由
株式投資は資産を増やす方法として優れていますが、その平均的な実質年率リターンは米国株に投資した場合で6~7%です。
実質リターンとは『インフレによる貨幣価値の毀損を差し引いたリターン』のことであり、つまりは米国株式に投資を行えば
インフレ率+6~7%
の割合で年々資産価値が増加することが期待できます。
これって、すごいじゃん!
と思われるかもしれませんね。確かにすごいのですが、上記のリターンの意味をもう少し考えてみましょう。
投資の世界には
72の法則
というものがあります。これは、72を利率で割れば投資において元本が2倍になる年数が算出できるという優れもので、例えば年率6%であれば元本が増加するのには、72 ÷ 6 = 12年が必要と計算出来ます。
では、先ほどの『インフレ率+6~7%』で考えてみましょう。インフレ率を仮に2%とすると、資産価値増加率は8~9%となりますので、72の法則に当てはめると72 ÷ 8 = 8および72 ÷ 9 = 8となり、
元本を倍にするのに8~9年必要!
ということになります。
これは素晴らしい試算結果ですが、もう少し視点を変えてみましょう。
例えば、500万円を米国株式に投資したとして8~9年かけて価値が2倍になったとすれば、500万円が1000万円です。これでは、例えば老後の生活費としては全然足りませんね?
では、16~18年をかけて米国株投資を続けたとすればどうでしょう? 詳細な計算は省略しますが、2倍 X 2倍 = 4倍の資産価値増加が見込まれて、したがって元本は500万円から2000万円となります。先ほどの1000万円よりもずっと金額が多いですね。
さらに、24~27年かけたら、2倍 X 2倍 X 2倍 = 8倍の資産増加となり、500万円の元本が4000万円に膨れ上がります。これだけあれば、老後資金としても相当な金額と言えるのではないでしょうか?
以上述べてきたように、米国株への投資は優れた利殖手段ですが、その結果を最大化するには長い時間が必要です。
ですから、このブログの主たる読者である若年から壮年層の方々が、人生の早い段階から株式投資に取り組まれたら、運用期間が長く取れて株式資産価値の増大を享受できるので、ラッキーと申し上げているのです。
早く株式投資を始めて資産を築いておかなければならない深刻な理由
さて、若いうちから株式投資を始めるべき理由を述べてきましたが、早期に株式投資を始めるべき理由は他にもあります。それは、
歳を取ると職業人として使い物にならなくなる!
ということです。これは、私自身が50歳台になって身に染みて実感していることでもあります。
40歳代までは、まだまだ若手社員に負けない勢いで働くこともできたのですが、50歳を過ぎる頃から
・長い時間集中することが出来なくなる
・残業をすると翌日に疲れが持ち越される
・老眼が進んで資料を読むのが辛くなる
・物覚えが悪くなる
等々の老化現象を自覚するようになりましたし、その結果かつてのようなパフォーマンスを発揮するのが難しくなってきています。
そして、職務パフォーマンスは歳と共に衰えることはあっても向上することはありませんから、今後の給料は良くて横ばいで、現実的には減給は必至です。
加えて、自分の職業人としての価値の低下は、すなわち自分の職業を失うリスクが高まることです。私ぐらいの歳で職を失うと、良い条件の職場に転職するのは非常に難しいでしょう。
したがって、職業人としての価値が明らかに落ちる50歳台半ば前に、自分と家族を守るために一財産を築いておくことが必要であると、自分の経験から痛感しています。
私の場合は幸いにして資産を増やしておいたおかげで、たとえ今クビになったとしても当面困ることはない状態にはなっています。
株式投資をやっておいて本当に良かったと思っています。
『まとめ』らしきもの
働くということは自分の人的資本を使ってお金を得る行為です。
そして、人的資本は年々劣化していきますから、その劣化が明らかになるまでに、人的資本を補う金融資本を築いておくべきです。人はいつまでも若くいられないのですから。
私ぐらいの歳になると嫌でもわかりますよ(涙)
でわ。
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