通常であれば、年末のこの時期には強含むはずの米国株式相場が、今年は軟調なまま年を越しそうです。
では来年はどうかというと、10年に渡る米国での景気拡大も終わりを迎えつつあることは識者の一致した見方であり、したがって景気に呼応して株式相場がさらに下落しても何の不思議もありません。
こうした見方に対して、『米国の景気は堅調なのでまだ株価下落は先だ!』という意見もありますが、そもそも株式相場は景気の先行指標の一つと見なされており、景気悪化の前に株式市場が下落することは十分有り得ます。
下落相場におけるインデックス投資の難しさ
私は配当株投資家なので株式相場の下落は大歓迎なのですが、キャピタルゲイン派の投資家さんにとっては、株価下落は災厄以外の何物でもありませんね。
ところで、キャピタルゲイン狙いの投資としては、個別株派とインデックス派とに分かれますが、実はインデックスタイプのキャピタルゲイン狙いの投資というのは、株価下落場面では難しいのではないかと思っています。
個別株であれば、投資対象企業の投資関連データを定性的にかつ定量的に分析すれば、例え株価が下落していたとしても、それは単に市場環境が悪かったためで企業業績には問題がないので継続保有と判断できるかもしれません。
一方で、インデックス投資についてはそうした手法は通用しません。インデックス投資が依って立つ根拠は
〇〇はいままでずっと成長してきて今後も成長するだろうから、〇〇に投資しよう!
という非常に漠然としたものです。
(・・・と言えば言い過ぎかもしれませんが、では実際にインデックスの組成割合その他の詳細を調べた上でインデックス投資を行っている投資家さんはどの位いるでしょうか、と考えると・・・)
そうした漠然とした根拠にしたがって下落相場も投資し続けるというのは、特に経験の浅い投資家さんにはなかなか厳しいのではないかと思います。
『まとめ』らしきもの
インデックス投資というのは、ある意味
信仰!
にしたがって投資することと殆ど同義のように思われます。
私も資本主義は今後も発展を続け、それに応じて世界経済も発展し、したがってそれに連動してインデックス投資は報われると考えています。ただし、それはそう考えているというだけで、それをサポートとする根拠として私が挙げられるのは
過去がそうだった
ということだけです。
それでも、私はインデックス投資は有効であると『信じて』いますけどね。
でわ。
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