皆さんは、どういったきっかけで株式投資を始めたのでしょうか?
私は、入社した直後に財形貯蓄というものの存在を知り、それについてもっと知りたいと思ってマネー雑誌を読み始めました。その中に株式投資のコーナーがあったために、自然と株式投資を始めてしまったという感じです。
最初は適当に株を売り買いしていたので損ばかりしていたのですが、それでも色々と勉強を続けて初級者の域を脱するようになった頃に・・・
とても困った状況になってしまいました
どんな会社の株が良いのか、目移りしてしまう・・・
株についての知識が深まって銘柄分析が出来るようになると、例えば会社四季報を斜め読みしても投資対象になる会社か否か位は即座に判断できるようになります。
それが出来るようになると、実は投資してみたい会社は山ほどあることに気づくんですよね。伝説の投資家ピーター・リンチが
買いたい株はいっぱいある
といった趣旨の発言をしていますが、本当にその通りなんですよ。
ですが、資金に限りがある零細投資家としては、そのうちの限られた銘柄に投資せざるを得なかったのですが、やはり
隣の青い芝生
がどうしても気になるんですよね。で、値動きの悪い銘柄から青い芝生に乗り換えるわけですよ。そうしたら、青い芝生が全然青くなくて(=株価が下がる)元の銘柄のほうが良かったりする、そんなことを繰り返していたわけです。
銘柄をガチャガチャと入れ替えるのは、手数料や税金を考えると実に
悪手
なのですが、その頃はそのことをまだ分かっていなくて・・・無駄なことをしていました。
こうして、中級者になった頃はどうしても色々な株に目移りしてしまって、その結果投資成績を自分で低下させていたんですよね。自分で自分の首を絞めていたようなものだったわけです。
配当株投資に切り替えて目移りしなくなった
その後、配当株投資に切り替えた結果、目移りせずに落ち着いて投資できるようになりました。
配当株投資では、まずは配当利回りに注目しますね。となると、そこで投資対象となる株の数が絞られてくるわけです。
そして配当株投資では配当の継続性が重要ですから、その観点から更なるセレクションが必要となります。具体的には、時価総額(企業規模が大きい方が総じて減配リスクが少ない)、営業キャッシュフローマージン(キャッシュをしっかりと稼げているか?)配当性向(配当余力はどの程度あるのか?)、事業内容(安定的に利益を出し続けられるか?)でセレクションをかけるために、これで更に数が減ります。
以上のセレクションの結果、残ってくる企業数は限られたものとなります。つまり
配当株投資を志向すれば、目移りするほど多くの企業が残ってこない
わけなんですね。そして、後は選ばれし企業群に分散投資しておけば一丁上がりです。
『まとめ』らしきもの
以上述べてきたように、配当株投資を行うようになって、銘柄選択に悩むことは無くなりました。これにより、メンタル・リソースを余分に費やすことがなくなり、落ち着いて投資に取り組めるようになりました。
色々な企業の株に目移りして困ってしまうという方には、是非とも配当株投資をお勧めしたいですね。それに、単に目移りしないというだけでなく、その他にも配当株投資にはメリットはいっぱいありますからね。
でわ。
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