多くの投資家が『株式投資というプラスサムのゲーム』で儲けられない理由とは?

さて、株式投資を20年以上続けてきて思うのですが、

株式投資で儲けることは必ず出来ます

 

でも、実際は儲けられない方も多いようです。今日はそこのところを語ってみましょうか?

株式投資の良いところ

 

まず、基本として押さえておくべきポイントは

株式投資はプラスサムゲームである

ということですね。

 

株式会社は資本主義の先兵として機能して、世界の持続的な経済発展を支え続けてきました。言い換えると、皆さんも学校時代に習ったでしょうが

拡大再生産

を成し遂げるための重要な要素として、株式会社が機能してきたのです。

そして、拡大再生産のおかげで世界の株式会社の時価総額と利益は年々増加しつづけていて、それは株価上昇や配当増加となって投資家にリターンをもたらしています。

つまり、株式投資はやり方さえ間違わなければ、長期的には必ず儲けることができるのです。

 

そして、さらに株式投資には以下のメリットがあります。

株式を取引する株式市場は、土日や休日を除く1年中いつでも開かれています。また、出生・年齢・性別・職業・信条等に全く制限されることなく誰でも参加できます。

そして、売られているのは株式あるいはETFというシンプルな商品であり、しかも機関投資家から個人投資家まで幅広い多数の参加者により市場で値付けが行われるので、その価格は『その時点の需給を反映している』という意味で常にほぼ適正です。

 

では、なぜ株式投資で儲けられない人がいるのか?

 

ところが、相当の割合の株式投資家が儲けるどころか損をして退場することが知られています。その割合は全参加者の8~9割に及ぶとも言われています。

株式投資が『誰でも参加できるプラスサムのゲーム』であるのならば、なぜこれほど多くの投資家が儲けられないのでしょうか? それは、株式市場というシステムへの理解不足に起因すると私は考えます。

 

先に述べたように、株式市場は誰にも開かれていて株の値付けはおおむね適正です。つまり、そこそこ効率的に価格が設定されるということです。

このような市場でチョー激安な商品がいつまでも出回ることがあるでしょうか? あるいはぼったくり商品がいつまでも売れ続けるということがあるでしょうか?

そんなことはあり得ませんね。多数が参加する効率的な市場であれば、実態に見合わない価格はすぐさま修正されます。そして、チョー激安商品もぼったくり商品もあっという間になくなってしまいます。

 

このような市場では、他の参加者を出し抜いて大儲けすることは非常に難しい。したがって、収益率はそこそこのところに落ち着くと考えるのが正しいでしょう。

 

ご存知のかたも多いと思いますが、株式投資における年あたりの収益率は、例えば米国株ではインフレ調整後6~7%です。

こうした市場で

俺は年率50%を狙ってやる!

とか

倍々ゲームで儲けてやる!

と意気込んだとしても、それは果たして可能なのでしょうか? 効率的な市場で戦う投資家にとっては難しい目標と理解すべきではありませんか?

 

上でも述べたように、株式投資のインフレ調整後の年率リターンは10%に届きません。ですが、たとえ10%以下でも毎年そのリターンを続けられるならば複利効果でじわじわとトータルリターンは拡大していきます。

そして、その複利効果を生かすように心がけさえすれば、誰でも株式投資で勝てるはずなのです。

 

それなのに、多くの投資家は短期間で大きなリターンをあげようと集中投資したり信用取引に手を染めたりする結果、個別株リスクおよび価格変動リスクの直撃を喰らって敗れ去っていくのです。

 

『まとめ』らしきもの

 

株式市場はそこそこ効率的であり裁定の機会はすみやかに消えるため、本質的に大勝ちできる場所ではない!

この事を腹の底から理解しておく事は、株式投資家にとって非常に重要です。

(裁定については2018年7月29日付けの記事『『とある日本の昔話』が理解できれば、お金持ちへの道が開けると思うよ』に記載してありますので、そちらもご覧ください。)

 

そして、

株で毎年数十%の利益を叩き出してやる!

などという投資家がいたら

アンタ、戦う場所を間違えてない?

と考えるべきなのです。

 

しかしながら、株式市場は年率6から7%のリターンを稼げる場所でもあります。欲をかかずにボチボチと儲けていくには最適な場所であり、年月をかけることを厭わないのであれば、誰でも儲けられるのが株式市場なのです。

 

でわ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です