さて、私が2012年末に投資手法をグロース株投資から配当株投資に切り替えてから間もなく6年が過ぎようとしています。
そして、今思うのは
グロース株投資から配当株投資に切り替えて大正解だった!
ということです。
配当株投資とグロース株投資では成果がでるタイミングに大きな差がある
配当株投資は、配当をもらうことを目的としています。
そのためには配当株を購入する必要はありますが、株を購入した時点で配当受領の権利を手に入れることができ、そこで目的が達成されます。もちろん、投資した企業が配当金額と配当落ち日を決定するまでは配当受領権が確定されるわけではないのですが、強固な事業領域を有して安定したキャッシュフローを創出できる企業であれば、配当を出さないということはまずありえません。したがって、そうした企業を選んでおけば、配当がいつどれだけ支払われるかはほぼ確実に予測できます。
一方でグロース株投資は、株を購入してそれが値上がりして、さらに売却することで初めて目的が達成できます。つまり、株を購入してから成果が出るまでにタイムラグがあるわけですね。そして、投資家が『これならば売ってもいいな』と思える株価に到達するまでのタイムラグは・・・
誰にも分からない・・・という事は、グロース株投資をやったことのある方ならば否定できないのではないのでしょうか?
配当株投資の成果がいつ出るかはほぼ100%予測可能である一方で、グロース株投資で成果が出るのはいつになるのか分からない。この違いが投資家のメンタルに与える影響の差は非常に大きいと思います。
もちろん、配当株投資家のほうがメンタル面でははるかに有利です。
希望に依拠するグロース株投資と現実を手掛かりとする配当株投資
グロース株投資は、つまるところ株価が上がるだろうという
希望
に依拠した投資です。しかし、その希望はいつも満たされるとは限りません。
順調そうに見えた企業業績が躓いて株価が急落するとか、市場環境が悪化して市場全体が下落してそれにつられて株価が下がるという例は、枚挙に暇がないのではありませんか?
一方、配当株投資が目指すものは期日に配当が支払われるという
現実
です。上記のように銘柄選択さえ間違えなければ、配当は決まった日に決まった額だけ払われます。株式投資の世界で、これほど現実的な事は他にないでしょう。
希望と現実のどちらが良いでしょうか? 私は希望を抱くというよりも現実をシビアに見るタイプなので、現実の方がはるかに好みです。
『まとめ』らしきもの
私は配当株投資に切り替えてから、株価で悩むことは無くなりました。株価がどうなろうとも、しっかりとしたビジネスを展開する企業であれば配当を決まった日にきっちりと支払ってくれる事を十二分に理解できているからです。
一方で、希望を胸に抱いて市場に臨んだグロース株投資家さんが
おはぎゃー
だとか
株価下落でマヂ凹む
とか、いつ成果が出るか分からない状態で煩悶しているのを見ると
まだグロース株で消耗してるの?
と誰かのセリフのパクリのようなことを思ってしまいます。
配当株投資をやれば、少なくとも株価変動に振り回されて消耗することは無くなるんですけどね・・・。
でわ。
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いやだーw
問わず語りさんまで煽りみたいな行為はしないでー(笑)
Nさん
いらっしゃい!
『反語的な問題提起』のつもりでしたが・・・確かにそう受け取られても仕方ありませんね(反省)。
でも、米国ブログ村の荒れ具合と比べたらおとなしいものでしょ?(笑)