このブログをご覧になっている方は、当然ながら株式投資家だと思います。
株式投資家にとって投資対象となる会社は色々ありますが、ここは企業規模に注目して話を進めたいと思います。さて、質問なのですが、
皆さんはどの程度の規模の会社への投資を好まれますか?
答えは各自それぞれでしょうが、私は
大企業一択です!
と答えます。
なぜ大企業なのか?
前々から大企業への投資を好んでいたのですが、自身が出向して親会社よりも小さい子会社に来てからは、ますます大企業の優位性を痛感するようになったからです。なにせ
投入できるリソースに格段の差がある
ために、親会社にいた頃の感覚で『あれをやりたい、これをやりたい』と訴えても、
『いやいや、問わず語りさん、うちではなかなかそうも行かなくて・・・』
という答えが返ってくることが多くて、その度ごとに
ううん、じれったい・・・
と思うのです。で、結局のところリソースがないために機会損失になってしまう、という流れになることが多くて・・・
『まとめ』らしきもの
・・・という話をしたのは、久しぶりに以下の本を読み返したこともあったからです。
この本に、以下のような記載があります。
大きくなりたいと思わない小企業には出会ったことがない。規模の大きい競争相手の研究開発費やマーケティング予算、営業部門の規模と顧客基盤を羨まない小企業には出会ったことがない。そしてもちろん、小企業の経営者は、建前では巨人ゴリアテに挑むダビデを装っているが、本音では「あの大企業のように資源を使える立場になりたい」と願っている。
大きいことはいいことなのだ。規模は力だ。幅と深みによって、巨額の投資、思い切ったリスク負担、投資の成果を根気強く待つ姿勢が可能になる。
『巨象も踊る P318』
まさに、その通り! そして、そのリソースの差をひっくり返すことは至難の業です(IT産業以外は)。
したがって大企業は優位にビジネスを進めることが可能であり、その結果それら大企業に投資する株主は報われる可能性大なのですね。
<蛇足>
それにしても、今のIBMの状況をガースナーさんはどう考えているのでしょうね?
私の個人的な意見としては、IBMはまた勢いを取り戻すと思っています。バフェット老師は、IBM株を売り払ってしまいましたけどね。
でも、老師がいつも正しいとは限らない。次はAAPLですか。ハードウエアに依存した会社の行く末は・・・ AAPLを保有していない私は、外野から気楽に見ていられますが、さてどうなりますやら?
でわ。
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