私は米国株中心に投資を行っています。
それは、今後も米国が世界の経済を引っ張っていくことは確実であるということと、全世界に展開している米国企業は多く、世界経済の成長を享受できるポジションを占めていること、という主に2つの理由によります。
一方で、日本については、人口減少と高齢化のために長期的な国力の衰微は避けがたいというのが大方の一致した見方です。したがって経済面では低迷が避けられないと考えられ、それに伴い
日本への投資については、大きなリターンは期待できない
という意見が主流です。
私もこの点については同意で、さらには2018年3月23日付けの記事『トラ様ご乱心!:チャンス到来か?(そして、別の意味では極めて憂慮すべき事態が進行中・・・)』に記載したように、
どこぞの超大物が、どこかの大きな島に唾を付けた後に起こること
を考えると、日本株のポジションは絞り気味でいきたいと考えています(大分先の話と思いますがね)。日本に住んでいる以上は、日本円でのリターンを無視できませんので、日本株に投資は行ってはいるのですが・・・。
さて、今日の本題
さて、以上つらつらと書いてきましたが、では『長期的に考えると日本は衰退に向かうと思われるが、それでも日本株に投資するメリットはあるのか?』と問いかけられた場合には、
それでもある
と考えています。
日本の経済については、確かに悲観的に考えるべきでしょうが、一方で個別にみればこれから世界と伍して戦える企業は出てくると考えています。特に、デフレでズタボロにされた経済状況で、しぶとく生き残るだけでなく業績を拡大してきた企業は、これから間違いなくデフレに向かう世界経済下では、
無類の強さ!
を発揮できるはずです。したがって、日本株についてはそうした会社を見つけて投資してきたいと考えています。もちろん、配当株投資を主としていますので、個別株でキャピタルゲインを狙う分については、ポジションを絞って望みますが。
有望なセクターとしては、小売りを初めとしたサービス業が挙げられるかと思います。例えば、
既に米国でのビジネスの規模が日本を超えたオフィスサービスのダイオーズ(4653)
中国市場に完全に喰いこんだ良品計画(7453)
などは、海外攻略に成功して、売り上げ・利益ともに好調です。これらに続く銘柄としては、
棚卸代行をメインとし、小売りのトータルサービスを請け負うエイジス(4659)
イオンのインフラを生かして、国内だけでなく東南アジアでも金融関連ビジネスを拡大しているイオンフィナンシャルサービス(8570)
などが挙げられると思います。
これら以外にも、
日本のチョー厳しい消費者
に鍛えられた食品(特にお菓子)会社には、海外攻略に成功して大化けするものも出てくるかと思います。
『まとめ』らしきもの
要は、市場全体としては不調でも、その中で成長していく企業は必ずあるわけで、
そうした企業をいかに早く見つけて投資していくか?
ということなんですよね。私にはそうした才能は無さそうですが、株式投資を行っている以上は
一発当てたい!
とは考えており、ポジションは少量にとどめながらも狙ってはいきたいと思います。
最後に、
今回取り上げた銘柄を買い推奨するものではありません。投資は自己責任で!
(でも、上記の銘柄は全部持っています。ポジション量は、ほんのちょっとだけどね。)
でわ。
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