さて、私は2012年末から配当株投資に切り替えたのですが、中でも米国増配株を主力として今に至っています。
つまり、今の方法に切り替えて今年で7年目となるのですが、その間に持ち株は着実に増配してくれています。また、増配だけでなく株価自体も上っている銘柄も多いです。
今回は、2012年から保有し続けている持ち株が、どれだけの増配を行ってきたのか、どれだけ株価を上げてきたのかをご紹介したいと思います(いずれも、2019年5月11日終値ベースのデータを元にしています)。
2012年からの持ち株の増配
現時点で50社近くの米国株を保有していますが、2012年から継続保有している持ち株は以下の11社です。見ていただければわかるように、アクセンチュア(ACN)以外は、米国株投資家さんには良く知られた銘柄ばかりです。
(2012年から保有している株を選んでいますが、途中追加購入を行っている銘柄もあります。その場合は、追加購入分も含めた平均YOCを算出しています)
まずは、YOCの変化をご覧ください。
ティッカー | 2012 | 2019 | 増配率 |
ACN | 2.50% | 3.92% | 56.8% |
BP | 5.16% | 5.88% | 14.0% |
JNJ | 4.42% | 6.37% | 44.1% |
KO | 2.96% | 4.14% | 39.9% |
MCD | 3.59% | 5.17% | 44.0% |
MMM | 2.41% | 4.62% | 91.7% |
MSFT | 3.95% | 6.48% | 64.1% |
PG | 3.42% | 4.37% | 27.8% |
T | 5.04% | 6.40% | 27.0% |
WMT | 2.57% | 2.90% | 12.8% |
XOM | 2.83% | 3.85% | 36.0% |
増配が顕著だったのは、ACNやMMMやMSFTといった銘柄で、いずれも過去7年間の業績が好調だった銘柄です(MMMは直近の決算は悪かったですが(笑))。
またこれら3社ほどでなくとも、JNJ・KO・MCD・PGあたりの配当貴族銘柄も、着実に配当を増やしています。
一方で、増配率が一番低いWMTは、AMZNに対抗する投資のために増配を控えているものと理解しています。また、メキシコ湾原油流出事故の賠償で経営が大きく傾いたBPは、それでも配当を増やしていますね。
総じて、いずれの企業も増配による株主還元に力をいれていることが良く分かります。
2012年からの持ち株の株価変化
次に、これらの持ち株の株価変化をご覧ください。
tティッカー | 平均購入価格 | 現在価格 | 増加率 |
ACN | 73.98 | 174.30 | 135.6% |
BP | 41.55 | 41.50 | -0.1% |
JNJ | 59.18 | 139.05 | 135.0% |
KO | 38.33 | 48.19 | 25.7% |
MCD | 90.99 | 199.99 | 119.8% |
MMM | 124.04 | 175.86 | 41.8% |
MSFT | 28.12 | 127.13 | 352.1% |
PG | 65.51 | 106.01 | 61.8% |
T | 31.78 | 30.62 | -3.7% |
WMT | 72.67 | 101.91 | 40.2% |
XOM | 84.56 | 76.56 | -9.5% |
MSFTの株価上昇率は凄いことになっていますが、これはクラウドビジネスのおかげですね。私がMSFTを購入した時はオワコン株扱いされていて、実のところ配当狙いで購入したのですが、嬉しい大誤算となっています。
その他では、ACNとJNJとMCDがダブルバガーになっています。思えば、JNJもMCDも不祥事で株価が今一つだった時期もあるのですが、事業自体の底力は損なわれていなかったということですね。
BPやTやXOMは・・・増配してくれているので良しとしておきます(苦笑)
『まとめ』らしきもの
配当株よりも無配株のほうが良い。なぜなら、配当には税金がかかる一方で、内部再投資の場合は税の繰り延べ効果があるから、無配株のほうが株価上昇が期待できるから
という意見があります。
これには同意するのですが、以上述べてきたように増配をしつつも株価を上げている銘柄も多く、パフォーマンスが劣るわけでもないと思いますよ。
そもそも、私は配当目当てに投資しているのであり、それに株価上昇というおまけもしっかり付いてきているので、
配当株投資は最高だなぁ~
と思いますね。
でわ
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