新入社員(長男)に確定拠出型年金と生命保険について教えてあげました

4月の街中には、スーツ姿も初々しい新入社員が溢れています。どう見ても社会人姿が板についていないところが、とても微笑ましくて良いですね。

これから色々なことがあるでしょうが、是非とも健康にだけは気を付けて、社会人生活を全されることをお祈りしています。

 

さて・・・・

新入社員といえば、実は私の長男もこの4月から社会人となりました。とりあえず最初の1週間は無事に終了したようですが、ラインで状況を尋ねたところ『資料を読むのが大変』と返信がありました。

ひょっとして、確定拠出型年金や保険の資料も渡されているかと思い尋ねたところ、それらの資料も貰ったとのこと。

 

お金がらみの話となると、黙っていられません。

ここはワイの出番や!

とばかりに、早速ライン通話で息子にコンタクトを取りました。

 

息子に確定拠出型年金について指南した

 

問わず語り 『確定拠出型年金のパンフレットを貰ったそうだな。何に加入するつもり?』

息子 『うーん・・・バランス型が良いかなと思っているんだけど・・・。

問わず語り 『全世界株式インデックスと全世界債券インデックスは無いのか?』

息子 『えっと・・・ああ、あるよ。2つとも。』

問わず語り 『じゃあ、それにしなさい。商品名は?』

息子 『野村外国株式インデックスファンドMSCI-KOKUSAIとDCダイワ外国債券インデックスだね。』

問わず語り 『そうか、では資金振り分けについては、野村を8割でダイワを2割にしなさい。』

息子 『えっ! 株式インデックスの割合をそんな大きくして大丈夫なの?』

問わず語り 『株式投資は短期間では損をする可能性もあるが、長期的には収益がプラスになる。お前が確定拠出型年金を受け取るのは、法律が変わらなければ最短で35年先になるが、それぐらい長期間運用すれば間違いなく収益がプラスになるぞ。しかも結構な額のプラスになるはずだ。』

息子 『分かったよ。ところで、債券インデックスが2割なのはなぜ?』

問わず語り 『株式インデックス100%でもいいんだけど、価格変動が激しい。そこに株式インデックスとは異なる値動きをする債券インデックスを少し加えると、トータルでは価格変動がマイルドになるので、それを狙ってのことさ。その分、収益率は少し落ちるけどね。』

息子 『ふーん・・・難しい話だけど、要は損をする確率が低くなるということだね。』

問わず語り 『厳密にいうと少し違うんだけど、まあ今のところはそう理解しておけばいいよ。』

息子 『分かった。ところで、バランス型にしないのはなぜ?』

問わず語り 『バランス型には、日本株式インデックスも組み込まれているからだよ』

息子 『日本株式インデックスが組み込まれていると何か悪いことがあるの?』

問わず語り 『その説明をすると話が長くなるんだけど、簡単に言うと日本の株式インデックスで儲けるのは難しいし今後ますます難しくなるからさ。』

息子 『でも、お父さんは日本の株にも投資しているんでしょう?』

問わず語り 『お父さんの株式投資総額に占める日本株式の割合は2割もないし、日本株のリスクは承知した上で危なくないような会社に投資しているから大丈夫なんだよ。』

息子 『そうか・・・。あまり良く分からないけど、株式投資のベテランのお父さんが言うんだから、お父さんの言う通りにするよ。』

 

息子に生命保険について指南した

 

問わず語り 『ところで、保険はどうするつもりだ?』

息子 『会社に言われて強制的に加入する保険には入るけど、それ以外は・・・分からないよ。』

問わず語り 『会社の強制保険の内容は?』

息子 『えっと、入院した時には1日目から5000円、死亡時には1000万円、重度障害時には500万円の保障がついているよ。』

問わず語り 『だったら、それで十分だ。』

息子 『そうなの?』

問わず語り 『そうさ。日本は公的な社会保障が充実しているから、実のところ生命保険なんて入らなくても構わない。念のためにというのであれば、県民共済の月1000円か2000円の保険に入っておけば困ることはないよ。お前の会社の強制保険は、県民共済とほぼ同じレベルの保障がされるから、それで十分さ。』

息子 『ふーん、分かった。』

問わず語り 『でも、個人賠償責任保険だけには入っておけよ。』

息子 『何それ?』

問わず語り 『日常生活で事故を起こして、自分が加害者となった場合の損害を賠償できる保険さ。例えば、自転車で歩行者とぶつかって相手に大怪我をさせたりあるいは死亡させた場合は、億近い賠償をしなければならないことがある。』

息子 『えっ! そんなに?』

問わず語り 『ああ。でも個人賠償責任保険に入っておけばそうした事故での補償は十分賄える。一方で、保険料は月に数百円程度で済む。だから、絶対入っておいたほうがいい。クレジットカードの付帯特約ならば安く入れるから、お前がクレジットカードを作るときに調べて加入するといいよ。』

息子 『分かったよ。会社の強制保険以外は入らない、ただし個人賠償責任保険には入る、だね。』

問わず語り 『その通り。保険は必要最小限なものに入っておけば良いからな。』

息子 『うん、分かった。色々教えてくれてありがとう。』

 

『まとめ』らしきもの

 

こうして、息子の確定拠出型年金と生命保険については、無駄を排した合理的な組み合わせにすることでに納得してもらえました。

長年にわたって、お金に関することを色々と勉強しておいた甲斐があったというものです。

 

なお、息子には

給料の最低2割は貯金すること!

を厳命し、彼もそうすると言っていました。

もちろん、貯金に留めることなく積極的に投資するように仕向けるつもりですが、それについてはGWに家に帰ってきた時に話そうかと思っています。

 

でわ。

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