株式投資は、ミクロでは企業業績に連動した株式価値の向上に、そしてマクロでは資本主義の本質である『拡大再生産』による企業群の価値向上に追随して、収益を求めようとする活動です。
特に2番目に挙げた『拡大再生産』は株式投資を理解するために非常に重要です。そして『拡大再生産』のため、資本主義では産業活動によって資本が膨張するように設計されていると理解されるべきです。
株式投資により一定のリターンを得ることは可能である!
さて、では資本主義の尖兵たる企業の一部である株式が示すリターンはどの位でしょうか?
これについては、ジェレミー・シーゲル先生の名著『株式投資の未来』に掲載されている下図に明確に示されており、
米国では実質リターンが6~7%という実績が示されています、200年にも渡って。しかも、そのリターンは長期的にみて驚くほど一定であり、そのためにこの現象は、発見したシーゲル先生の名前を冠した
シーゲルの一貫性
という名前で呼ばれています。
シーゲルの一貫性は重要な発見です。なぜならば、株式投資はある一定のリターンを長期に渡って投資家にもたらしてくれることを、シーゲルの一貫性は示しているからです。
株式投資は正しく行えば儲かるようになっている!
ところで、株式投資はある一定のリターンを長期に渡ってもたらしてくれることが理解できたなら、次に投資家が考えるべきことは・・・
じゃあ、シーゲルの一貫性にしたがって運用にしておけばいいんだね!
ということです。
では、シーゲルの一貫性にしたがった投資を行うのはどうすればいいのでしょうか? 当ブログをご覧になる方の多くはご存じのように、
インデックスに連動するETFを買う!
それだけで済みます。
これ以上の事は、他のブロガーさんがいくらでも解説なさっているので述べませんが、S&P500に連動するVOOやVTIを買っておけば
終了!
です。
『まとめ』らしきもの
VOOやVTIを買う!
というのが米国株投資界隈で大流行なのは、それが資本主義の原則=拡大再生産を反映できる
真っ当な投資!
だからです。
このように、万人にお勧めできる投資法ではあるのですが、
確実に結果が出るまでに少なくとも20年はかかりますよ・・・
それだけはご注意あれ。
(蛇足ですが、そう分かっていながら私が配当株投資を行っているのは、私が狙っているのはキャピタルゲインではなくインカムゲインだからです。)
でわ。
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