相変わらず株価は行ったり来たりしていますが、その度ごとに投資家界隈では騒ぎになります。特に、昨年末には米国の株式市場の下落があったために、あちらこちらで大騒ぎになっていましたね。
一方、配当株投資家である私は、最近は証券口座にアクセスしても株価はスルーして
配当金溜まっているかなー
と配当金のみをチェックして、それでおしまいにすることも多いです。とはいえ、さすがに昨年末の下落時には株価チェックを頻繁に行ったのですが、それは
バーゲンハンター!
が掘り出し物をあさるのと全く同じであり、目をギラギラさせながら配当利回りが高くなった株を吟味していたためです。
配当こそが株式価値!
さて、私は株式投資家に悲喜交々を引き起こす株価そのものについては、2018年6月10日付けの記事『株価という『影絵』に惑わされてはいけない』で述べているように、株式の本質的価値と全く関係ないただの指標と考えています。
では、株式の価値とは何か? それは、
配当!
です。
企業は、無期限に事業を行うことを前提として運営されています。まず、その前提を受け入れていただいたうえで話を進めます。
企業は事業活動を展開して売り上げを得ます。そして、売り上げから必要経費や次の事業活動向けての投資費用を差し引いた金額を、配当として株主に還元します。
企業が成長を続ける間は株価は上昇を続けますが、企業が保有している市場は有限ですので、いずれ企業の成長は飽和点に達し株価の上昇も止まります。一方で、利益は出続けますから企業は配当で株主還元を続けます。
(この状態は、例えばTをイメージすると良くお分かりいただけると思います。Tの本業は飽和しつつあり、したがって株価上昇は限られ、一方で利益の株主還元はきっちり行われています。)
この状態が長年続いていくうちに、配当がもたらすリターンが株の売却益をはるかに上回るようになっていきます。
となると、超長期的に考えれば
株式のもたらすリターンとは配当である!
と言えるのではないでしょうか?
『まとめ』らしきもの
長ーい目でみれば
配当こそが株式価値である!
という説を今回はご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、ご自身で配当株投資を始めてみればお分かりいただけると思いますよ。
配当が繰り返し振り込まれるうちに、いつの間にか投資元本が回収されて、さらには投資元本以上の配当が振り込まれるようになれば。
でわ。
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