さて、私の母親は80歳を越えて健在・・・どころの話ではなくチョー元気です。
楽天的な性格も長生きに寄与していると思うのですが、それに加えて
健康オタク
で、良いと思った健康法はどんどん取り入れているのも効いているのかも。ま、母のように前向きに生きるというのが長寿の秘訣なんでしょうね。
母が膝の人工関節置換を行った結果・・・
そんな母ですが、寄る年波にはさすがに勝てず、体のあちらこちらにガタが来ています。特に老齢女性特有の骨粗しょう症のために骨がもろくなっています。
母の場合は、特に膝に骨粗しょう症の影響が表れてきて、膝が曲がってしきりに痛がっていたのですが、ついに意を決して人工関節への置換手術を受けることにしました。
そこからの母の奮闘ぶりは、まあすごいものでして・・・80歳過ぎのオバーチャンが自分でインターネットで調べ倒して、あちこちの病院に行きまくって先生も替えまくって、あれよあれよという間に最終的に神奈川県の膝関節置換手術の名医と謳われた先生を見つけ出して、そこに押しかけて人工関節置換手術を行ってもらったのですが、手術は
見事に大成功!
で、母としては満足できる結果となったのでした。
それにしても、近畿の草深い田舎の婆様が、自分で関東のお医者様を見つけ出してわざわざ出かけたのですから・・・前向きどころではない、生きるということに対する気迫を見せつけられましたね、母には。いや脱帽でした。
(母はK病院のT先生にお世話になったのですが、あの先生は確かに腕も良いのですが、キャラも面白くて気さくな方です。また、朝の始業前に必ずこまめに病室を回って患者さんの様子を確認する等、患者第一で医療に取り組んでおられ信頼できるお医者様であると、私は思っています。)
さて、投資ブログですのでお金の話にもっていくのですが、膝関節全置換という大きい手術に加えて10日程度の入院とリハビリも含めた医療行為に対して、母が支払った費用は
10万円以下!
でした。普通に考えたらあり得ないバカ安さですが、これは御存じのように高額療養費制度により自己負担が非常に少なくて済んだおかげです。
高額療養費制度について
高額療養費は健康保険の制度の1つで、日本の保険医療機関の窓口で支払う医療費を一定限度額以下に留める制度であることは、ご存知の方も多いと思います。
この高額療養費は、特に70歳以上の方にとっては
チョー有利!
な設定になっています。下の表がその詳細です。
(なお、母が手術をしたのは一昨年ですので、当時の高額療養費まとめ表を張り付けています。平成30年8月から変更されている部分がありますので、ご注意下さい。)
収入ごとに負担上限額が違っていますが、70歳以上の方のほとんどは年金生活者でしょうから収入区分としては『一般』あるいは『低所得者』となります。つまり、70歳以上の方は病院で医療費が大きくかさんだとしても、負担額はわずかで済むことになります。
私の母は70歳を超えていています。また、年金生活者ですが年金額は月額10万円台半ばです。つまり上の表を見ると、入院してどれだけ治療を受けても57,600円で済んでしまうわけですね。
もし実費が求められたら、膝の人工関節手術など絶対無理だったでしょう。このように、日本の老齢者は国民健康保険の恩恵をこれ以上ないレベルで受けているわけです。
私の愛車の修理費は・・・
さて、寄る年波に勝てないといえば私の愛車も同じです。私はホンダのオデッセイに乗っていますが
今年で
ぬぁんと19年目!
に突入していてまだまだ現役です。
エンジン回りはシャキッとしていて問題無いのですが、さすがにあちこちにガタがきています。だって、この走行距離ですから・・・。
先日車検があり、それに合わせてヘタレた部品を交換してもらったのですが、それが結構な数に上ったために相当な出費になりました。
母の手術+αの費用が10万円以下だったのに比べて、相当な費用がかかったわけです。
もちろん
ワイの車のほうが婆様の膝より格が高い
わけではなく、高額療養費制度での補助があった母の膝の手術費用が安く済んだという話なのですが、
車の修理費用より人工関節置換手術の費用のほうが安い!
というのは、普通に考えればあり得ないですよね。
もちろん、その裏では国民健康保険が費用負担しているわけですが、私の母のような例がいっぱいあることを考えると、
国民健康保険ってヤバくね?
と思いますよね。
『まとめ』らしきもの
高齢化が急速に進む日本で、このように高齢者に手厚く
チョー大盤振る舞い!
である高額療養制度が持続可能なわけがありません。高齢者にとって厳しい制度改正は避けられないと思いますが、高齢者の投票ボリュームを考えると
ネコの首に鈴をつけられる政治家
が果たしているのかどうか・・・。
なお、我が母上には是非とも長生きしてもらって
私が毎月払っている社会保障費を回収していただきたい!
と切に希望します。お袋の年金と医療費に使われていると思うからこそ、あの高い『お年貢』も納得できるというものですからね。
でも、今の元気な様子を見ていると、十二分に回収してくれると思いますよ、我が母上は。
でわ。
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