皆さん、DPSってご存知ですか?
これは、米国飲料大手のドクターペッパー・スナップルのティッカーです。そして看板商品は、あれです、あれ。
この不思議な飲み物ドクターペッパーの販売会社です。私は1回だけ飲んだことがあるのですが・・・
なんじゃ、こりゃ???
という味に懲りて、それ以来二度と口にしていません。私の友人には、これがとても気に入っていてしょっちゅう飲んでいる奴もいましたが・・・私には到底理解できませんでした。
でも、
この味が/いいねと君が/言ったから(by 俵万智先生)
という客もいるわけでして・・・いや、いるどころの話ではなく、DPSといえば
米国第3位の炭酸飲料メーカー
として、押しも押されもせぬ存在感を示していたのですよ。
あの不思議な味だからこそ良いという方もいるんでしょうね。ある意味では、ドクターペッパーのあの味こそが
他社が決して真似できないワイド・モート
なんでしょうね・・・。
そりゃあ、あんな個性的な味の飲み物を、そこいらの凡庸な会社は売り出したりしませんって!
DPSからの特別配当
さて余談はそれ位にして、そのDPSですが、米国のコーヒー大手キューリグ・グリーン・マウンテンに買収され、名前もキューリグ・ドクターペッパ(KDP)と変更して再出発となりました。
その買収に際して特別配当が出されたのですが、その額がなんと・・・
1株当たり103.75 USD !!!
だったんですよ!
私は60株保有していましたので、頂いた特別配当金の総額は・・・
6225 USD !
となりました。
さて、私は保有のDPS60株をこんな感じで購入しており
総額で5611.88 USD(= 92.196 X 30 + 93.20 X 30 + 27 X2, 27 USDは手数料)を投じていたので、
全額回収できたうえにKDPを60株もらいました♡
となるはずだったのですが・・・そこに待ったをかけたのは、そう
税金
ですね。米国と日本でそれぞれ税金をむしり取られた結果、手取りは6225 USDから4464.38 USDへ急降下・・・
はっ? なんやそれ?
『まとめ』らしきもの
今回の特別配当は、『あなたが株を持っている会社を買収することになってすみません。これで納得して下さい。』というKDPの意の表れですが、金額の多さが流石に米国というべきで
投資家ファースト!
が徹底されていますよね。こういうところは、日本の会社様にも是非真似して欲しいものです。
ところで・・・税金をふんだくられた後の手取りに保有しているKDPの時価を足し合わせると、購入費用とほぼトントンになりました。損にはならなかったのでまあ良かったのですが、あのうべかりし利益は、夏の朝露のごとく消えてしまいました・・・。(米国で抜かれた分は、確定申告すれば戻ってくるけどね)
1株あたり100 USD以上という額面を大きく超える特別配当を、右から左に動かしただけで結構な額が消えてしまう・・・
という体験をして、
税金がいかに投資家のリターンを阻害するか
を実感しておりまする・・・。
でもね、DPSの買収と特別配当のニュースが出たときに、DPSの株価が上がったんですよ。で、いま改めて計算すると、あの時全部売り払っていたほうが良かったんです。
なぜなら、DPS株を全部売却したとして、税金がかかるのは含み益部分だけでしょう? 一方で、特別配当を出すために内部留保を絞り出したんだか借金したんだかはよく知りませんが、とにかく自己の資本部分を取り崩して現金として支払うことにより、その現金部分がすべて課税対象になるわけですよ。
あの時、そこまで考えておけば・・・ね。
ぼーっと生きてんじゃねえよ!
と叱られても、何も反論できません。
あーあ・・・〇|¯|_
でわ。
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