株主優待? ジャンジャン出しちゃっていいと思うよ

皆さんは、株主優待が好きですか? 私は大好きです。

 

だって、株を持っているだけで配当以外にも贈り物をいただけるのですから。また、株主優待は最低単元株に対して提供されることが多いのですが、それは少額投資であるほど配当と優待を合わせた利回りが高くなることになり、大口の投資家よりも資金量の少ない個人投資家の方が有利になります。

 

株主優待についての賛否両論

 

でも、本格的な投資家さんの中には

①公平性に欠ける

株数が少ない株主は得をするが、投資額の大きな株主には、株数が多いからといって貰える株主優待が増えるわけではないので不公平だ!!!

②市場を歪める

株主優待があるために、適性値以上の株価となる例が多い。このように投資指標が機能しない状態を作り出して、市場の効率性を歪めているのは問題である!!!

といった理由で、株主優待に否定的な見解をお持ちの方も少なくないようです。

 

でもね・・・

①は確かにそうかもしれませんが、それは株をいっぱい買えるオカネモチだから言えるセリフであって、あっしらのようなビンボ投資家が、優待利回りも使ってチマチマと稼いでいる状況は,大目にみていただきたいと思いますね。

 

また、②についてですが、これは以下のような非優待株の株式指標(2018年7月4日終値ベース)を見れば、自ずと答えが出ます。

銘柄予想PER
花王26.80
ユニ・チャーム32.74
ニトリ27.70
ファーストリテイリング38.23

これら企業の成長率は10%程度ですが、この成長率でこのPERというのは、通常はありえない高さであることはご理解いただけますね?

つまり

優待があろうがなかろうが、日本の株式市場は歪んでいる

のです。

 

そもそも、お上自らがせっせとETFを買いこんで株価を歪めているという、資本主義の原則からするととんでもない状態になっているのが、日本市場じゃありませんか?

 

 

『まとめ』らしきもの

 

株式投資を行っている方であれば、あわよくば超過リターンを手にしたいと必ずや願っているはずです。超過リターンを得るためには、

何らかの市場の歪み

を見つけて、そこに付け込む必要があります。その観点からすると、

歪みの宝庫

である優待株の存在を、賢明なる(あるいは目ざとい)投資家であるならば、大歓迎すべきではないでしょうか?

 

一方で、日本で指数連動型の株式運用をしようという方にとっては、株主優待は全くの邪魔者かもしれません。ただ、日本株式のインデックスファンド投資という

無理ゲー

で勝負しようという物好きな方が、果たしていらっしゃるのでしょうか? とてもそうには思えませんがね。

 

・・・などといって小難しい話はさておき、色々な贈り物を貰える株主優待を、これからも色々な会社がジャンジャン出して欲しいものです。

 

でわ。

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